武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2011年01月29日(土) (新人時代)初アルバム前夜●日本語の詞

話題を探しつつ、新作を待ちます。

「武侠」での新しい姿が大いに期待を集める金城武。
どのような成長をとげているか、一作ごとに期待される俳優になりました。

そのデビューの頃の話にちょこちょこと面白い部分があるので、
紹介していきます。



国語(北京語)と台湾語両方で初アルバム

金城武は、現在華視で放映中の香港ドラマ「鹿鼎記」の主題歌「瀟洒的走開」を歌っている。
豊かな声で、友人間の深い情義を歌い、
まるで(主演の)アンディ・ラウとトニー・レオンの代弁者のようだ。
外見がかっこよく、日本のスター加瀬大周にそっくりの金城武は、
多くのCMに出演しており、また連続ドラマ「草地状元」に出演したこともある。
近く、ファーストアルバムを出す予定。

身長178センチの金城武は非常に若く、まだ18歳。
「香濱露汽水」「順髪露」「黒松沙士」のCMに出ていた。
すぐれた外見と目を引く演技をフーロンが気に入って、彼と契約し、アルバムを出すことになった。
また香港無線電視からも香港でドラマに出演するようオファーが来ている。
「美男子」が幅を利かす昨今の歌謡界にあって、金城武に備わる条件はかなりの注目を集めている。
ニッキー・ウーに続く、新たな台湾産アイドル歌手になるかもしれない。
さらに、中、日、英語に通じており、国際進出の可能性も秘めている。

金城武は日中ハーフではあるが、生え抜きの台湾っ子である。
誠実で率直な性格の彼は、「電気を発する」目の持ち主だが、
ただ、言葉がストレートなのでよく人を怒らせてしまう。
今回の新アルバムは陳昇のプロデュースによるもので、
著名な脚本家、呉念真も彼のために台湾語の歌を1曲書いている。
金城武は北京語、台湾語の両方で多くの歌を歌っていく。
(民生報 1992.9.4)



日本語の詞   20:30

同じ日付の別の記事です。
以前にも触れたことがあったと思いますが、
まだ日本語を公に電波にのせることはできなかった時代です。


在、法律では日本語の歌をメディアで流すことはできない。
が、日常語を混ぜて使うなら、無事検閲を通過し、たびたび放送されている。
基準は何なのか、レコード会社はどうしたらよいのか分からないのが現状である。

新人歌手金城武の台湾語と日本語混合の新曲「夏天的代誌」が、
近ごろテレビで頻繁に流されている。
歌詞は「オハヨウ」「アリガトウ」「ヨウチエン」などの
簡単な日本語の単語が何度も繰り返されるのだが、
そのことで、少し前に英語と日本語混合の歌を
報道局の審査で突き返されたプロデューサーは不満を感じている。

法律は以前一度改定され、歌詞と曲を放送前に審査に送らなくてもよくなったのだが、
現在、「王者の剣」の責任者である小蟲は、後で非とされることを避けるために、
7月、新人、珊蒂鈴木の日英混合の歌「スキヤキ」を、事前に報道局の審査に送った。

即座に担当者から返され、放送禁止と言い渡されるとは思いもよらないことだった。
そこで小蟲は、この60年代にかなりヒットし、英語に翻訳された歌「スキヤキ」を、
いっそのこと全文日本語にしてしまい、珊蒂鈴木のアルバム「花熱」に収録して、
好きな人に自分で楽しんでもらうようにしたのだった。

ところが、最近、金城武の「夏天的代誌」がしょっちゅう放送されているのに、
何もおとがめがないのを知って、憤懣やる方ないのである。

「こちらだって、日本語と英語と両方使っていて、全部日本語なんかではないのに、
どうして、あちらはよくて、こちらはだめなのか。守るべき基準がないではないか」

金城武のアルバムの企画スタッフは、こうした日本語の日常語を使った主な理由を、
一種の新鮮感を醸し出し、新しいものが好きな今の若者の趣向に合わせることと、
同時に金城武の日中ハーフであることを採り入れるためと説明し、
決して歌詞の本質的部分ではないと言っている。
最初に、報道局から異論が出ることも考えて、あまりたくさんにならないようにしたし、
金城武がもともと日本語で作詞作曲した「一〇八響鐘声」などは、
基準のことを考えて、別の人間に中国語の歌詞を書かせて、
アルバムに収録したとのことだ。

小蟲は、報道局は「1つの法に2つの基準を持っている」と考えている。
(聯合報 1992.9.4)


   BBS   ネタバレDiary   0:30


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