武ニュースDiary


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2008年02月12日(火) 「死神の精度」売れ行き好調&新潟テレビ●「看電影」の記事・インタビュー��

『死神の精度』の文庫版、東京・神保町の三省堂本店で、
文庫の売上第2位になってました。
先日写真を張った文庫本売り場の他に、正面入ったすぐのところに
特設で平積みされ、映画の宣伝付きのポップも♪
一般のお客の目にとまる、すごくいい位置で、かなり効果があると思われます。

    



また、地方テレビでCMしているとお知らせいただきました。

プレミアのときのキャスト全員が記念写真撮影みたいに整列して、
以下のセリフを言っているそうです。
テレビ新潟の地方CMらしいとのこと。

武「sweetrain」
小西「死神の精度は」
光石&石田「手と手とTeNY」


(TeNYは、テレビ新潟の愛称のようなもの?)

なんで新潟? ロケしたからかしら。他でも見たいものです。



●「看電影」の記事・インタビュー��

彼のやった役・姜午陽について触れている部分は、ネタバレとは言えませんが、
解釈を語っているので、まっさらにしておきたい方はご用心ください。



金城武 独占インタビュー 23:15

距離ゼロで触れてみると、金城武には矛盾する要素がたくさんあることがわかる。
彼のかっこよさは、既ににアイドルとして最高の境地に達したと感じることもあるが、
カメラの前でも後ろでも、スター風を吹かすことはいささかもない。

物憂げに見えるし、役の多くは今にも自殺しかねないものばかりだが、
事実は、ひとたび笑顔になれば、誰もが元気いっぱいになる。

昨日「投名状」で薄汚れたひげだらけ、殺気に満ちていたのが、
今日、「赤壁」では、軍師として、穏やかで上品な物腰だ。

実は、金城武は決してくるくると変化する人間ではない。
ただ、様々な映画の中で、常に出し入れ自在なだけである。
初期のウォン・カーウァイの映画で、青春の残酷のシンボルとなろうと、
後の、一連の、ハートフルな都会の物語に出ようと、
あるいは気迫みなぎる時代劇大作であろうと、
金城武は出演したそれぞれの作品に、
温かく心地よい姿勢を保ち続けているだけでなく、
そういう本来の姿を、うまく我々に伝えてもいるのだ。



――「投名状」は今まで出演した中でも、一番泣くシーンが多かったのではないですか?

武 はい、すごく多かったですね。
出演を決めたときには、こんなに泣く芝居があるとは思ってもいませんでしたし、
実際演じるときに、ああいう芝居にものすごく気持ちが入ってしまうとは、
もっと予想外でした。
台本を読んだばかりのときは、演技が難しいところがあるし、
役も表現の難しい部分があるけれど、他の2人の役に比べたら、
そんなに複雑じゃない、だって、ラブシーンが全然ないから(笑)、
割にやさしそうだ、と思っていたんです。

ところが終りのほうになったら、どうしてかわかりませんが、
どのシーンも兄弟についてのストーリーなのに、みんなとても辛くって、
ジェット・リーもアンディ・ラウも、2人ともすっかりなりきって、
そういう感情を演じ出していました。
彼らと一緒に演じることで、ぼくもそういう雰囲気にすっと入っていったんです。

――それは、監督が泣くように言ったんですか、
それともあなたが気持ちがそこまで高まって、自然に表現されたんでしょうか?


武 ほとんどの場合、監督が要求したことはなかったと思います。
実際、ぼくも他の人も、ごく自然にそういう風になったんです。
演技が終わると、ぼくは監督に聞きました、
今の、泣くべきじゃなかったですか、って(笑)。
監督がどの程度まで望んでいるのかわからなかったので。

――一昨日、ピーター・チャン監督と話をしたら、金城武は演技のとき、
抑えめにすべきだと言っていましたが、これに同意しますか?
彼の言っているのは、あなたをもう少し抑えさせる、
というのは、あなた自身の性格のほうがもっとぴったりだからで、
もし、演技としてさせてしまうと、かえってよくなくなるからだという意味なんですが。


武 そう……ですね!(笑) 
彼がほしいのは、普段の様子を出すことだというのはわかっていますけど、
でも撮影してるとき、「こうじゃない、普段の自分をやるんだ」というのは無理ですよ。

――彼の言う意味は、姜午陽という役が
あなた自身の気質に似ているということじゃないですか。
もちろん、あなたはあんなに泣かないでしょうけど(笑)。


武 こういうことですよ。彼はぼくに、姜午陽は子どもなんだと、
で、ぼくもときどき、すごく子どもだ、そういう感覚なんだと言いました。
その後、子どもは1人の兄貴と出会い、
ええ? こんな豊かな考えをもった兄貴は見たことがないよと。
おまけに話すことといったら、すごく筋道が立っていると、感じるわけです(笑)。

というのは、ぼくたち山賊の理屈と、
兄貴が語るもっと広い視野の理屈とは別のものだったからです。
このとき、彼の心が少し揺らぎ、この兄貴を好きになる。
このときが、おそらく彼が初めて成長したいと思った時期なんでしょう。

だから監督は、時によって、このときは子ども、
あのときはもう少し大人で、もう少し泣く、もう少し何々を、というように話してくれました。
もう少し抑えて、と言われたこともあります。
もちろん、ぼくは彼の言おうとしていることはわかります。
でも、じゃあ、具体的にはどういうことかもわからなくちゃいけない。

――あなたは涙もろいですか?

武 実はすごく涙もろいです、が、仕事だからというのではないんです。
特に仕事は、泣く芝居はすごく難しいですよ(笑)。
普段のちょっとしたことに、すぐ感動してしまうんです。

――あなたは感情の豊かな人だと思いますが、
普段は人との付き合いをあまりしたがらないですね。
マスコミとは会いたがらないと言ってもいいですが。


武 みんなそうなんじゃないですか。
どうして他の人みたいにイベントに参加しないのか、みんなやってるのに、
とはよく聞かれます。

結局、仕事の性質が違うと思うんですよ。
他の人はCDを出すことも並行してやっているでしょう?
仕事についての考え方も違っていて、
たぶんあの人たちはイベントも仕事の1つだとみなしているんだと思います。
ぼくは俳優で、芝居をするのが仕事、できるだけ良い演技をする。
撮影が終わって、ポストプロダクションも全て完成したら、宣伝をします
――これがぼくの今の唯一の仕事なんです。

積極的でない、というのは、おそらく、少し前の数年間、
ちょうどそうだっただけで、わざとじゃないです(笑)。
たまたま1年に1本だけだったので、
みんなに全然姿を現さないと思われてしまったけれど、
ぼくには映画に出ることしか仕事がないのだから、どうもできないでしょう?(爆笑)

――よい演技をするという話ですが、「ウィンター・ソング/如果・愛」のとき、
ピーター・チャンが言ってました。
あなたとは撮影の前に、役のことを何でもよくよく話しておかないといけない、
はっきりとわかりあっていないといけない人だと。
そうでないと、演技がしにくくなるとね。


武 (笑って)理解しなくちゃいけないことがたくさんありすぎるから、
なぜか、ということをはっきりさせたいんですよ。
脚本を受け取ると、ぼくはその全体の筋道を見ます。
ピーターはぼくに、論理を言っちゃだめだよと言うことがあって、
ぼくもそれは正しいと思う。
映画は夢まぼろしの芸術で、人を2時間部屋の中に閉じ込めて、
その2時間に見たものは本物だと信じさせなきゃならないんですから。
そのとき、論理を考えることはできませんよ。

ぼくはただ、「なぜか」ということの答えがほしいと思うんです。
「如果・愛」で言えば、なぜ、彼はあんなに彼女を愛しているのか、
ぼくにはわからなかった。
でも、絶対理解しなくちゃならない、それで初めて彼女を愛することができるんです。
理由がわかった、と感じて初めて、
それをどう適切に表現するか、笑うか、泣くかがわかるんです。

――今は、なぜ姜午陽が一方で冷酷に人を殺しながら、
一方では意気地なく泣くのか、わかりましたか?


武 わかりません(笑)。投名状のせいでしょ。でも、これも監督の解釈ですよ(笑)。
ぼくも聞いたんです。監督の解釈は筋が通っています。

つまり、今日、末弟がこういうことをした、その後の龐青雲を殺すのもそうですが、
彼はただ単に仇を討ったのではない、最初から最後まで、
彼だけが投名状を信じていたのです。
長兄はひょっとしたら投名状を利用したのかもしれないし、
次兄もおそらく投名状なんか認めていなかったのではないか。
末弟だけが、投名状を正しいものと考え、彼1人だけが黙々と信じていた。

だから、彼が後に犯した殺人は、投名状でみんなが誓った言葉、
それを彼は実行しなければならなかった、
投名状を守らなければならなかったからだということです。
ぼくは彼の解釈は正しいと思います。  (続く)


 BBS  ネタバレDiary  22:00


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