武ニュースDiary


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2006年12月21日(木) 「傷城」評(ブログより●記者会見の感想

香港会見とプレミアのニュースは、記事としてはまだあまり詳しいものが出ていません。
内容的には、今までとそんなに変わるとも思われず、
ここで、この映画を評したブログの文章をご紹介します。

詳しく語っているのに、見事にネタバレを避けていて、
どうも映画関係者のように思えてよく見ましたら、
このブログ主の老晃という人は、ウルムチ生まれで、
大陸の映画雑誌「看電影」のチーフ・エディターをしたこともある人だそうです。
その他「新電影」「影響」などの雑誌にも関わっており、
現在は新しい映画雑誌を企画中、また脚本を書きたい気持ちもあるようです。



金城武は1人だけ!

(他の映画のことなので前略)
「傷城」は、アンドリュー・ラウ、アラン・マックの、
「インファナル・アフェア」シリーズ以後、最良の作品である。
「インファナル・アフェア」は大ヒットの後、リメイク権を買った
ハリウッドは間違っていなかった。

フェリックス・チョンの脚本は組み立てが複雑に入り乱れ、
見かけはシンプルに見えるのだが、その実、
何本もの1つにまとまらない手がかりが、虚実入り混じる。
メインストーリーはヒチコック風の探偵物語の推理手法を使用し、
いくつかの複雑な人間の感情のラインも処理が明快だ。
そのため、「インファナル・アフェア」の�狎蟻里瞭罩瓩箸いΕ優織鬚�
再び使っているにもかかわらず、つまらなさは少しも感じさせない。
開幕シーンはてきぱきと、一気に圧倒する。
かつ、ハリウッド的なストーリー展開の傾向が明らかで、
首尾呼応した細部の構成は、「デイジー」を思わせる
――作中の小さな細工も一々みなそうで、脚本が細部を重視していることを物語っている。

香港警察物は、テディ・チャンの「ビースト・コップス/野獣刑警」に止めを刺すが、
「傷城」の金城武はもう1人のアンソニー・ウォンではないけれども、
この作品はミステリー部分を処理すると同時に、
2人の男のそれぞれの感情のラインとのバランスが非常に巧妙で、
彼らの間の秘密は幾重にもふくらみ、最後に解消をみるのである。
これは、エンタテイメントのストーリーテリング上、
「ビースト・コップ」と甲乙つけがたい。

「傷城」で唯一残念なのは、アンドリュー・ラウが
叙述における濃厚な文芸趣味を頑固に捨てなかったことだが、
しかし、それは決して欠点ではない。
ただ、映画の風格の追求方法の違いとしか言えないのである。
濃厚な文芸調は、クリスマス興行
――若い女性観客の好みに合わせているのかもしれない。
その上金城武だ……「傷城」の金城武は、大勢の女性達を間違いなく虜にするだろう!

金城武は実にかっこいい。
「LOVERS」でも「如果・愛」でも、
彼のあの非凡な、人を夢中にさせる力は抑えられていたが、
「傷城」では、「不夜城」あるいは�爛Ε�ン・カーウァイ時代�瓩痢�
あの金城武が部分的にかなり再現している。
その上、演技でも、彼はトニー・レオンに一歩もひけをとっていない。

トニー・レオンはいまさら言うまでもない。
彼は眼だけで演技ができ、誰でもやられてしまう。
彼の気質はこの役を演じるのに、これ以上ふさわしいものはない。
ラストシーンの演技がいささか加減を欠くものの、それ以外、
不適切なところ、できのよくないところは全然ない。

シュー・ジンレイの演技も思いがけず悪くない。
少なくとも、トニー・レオンとのキスシーンははまっていたが、
どうしたって気に入られはしないだろう。
反対にスー・チーは出番は少ないが、
どのシーンも可愛いことこの上ない。100倍彼女を押す。
「刺馬」のヒロイン決定で、どうしてあんなに眼が節穴になれたのだろう。
ピーター・チャン君、君は筆をふるって、この混乱を正常化することができるだろうか?
(我私人的紅灯区 2006.12.17)


もう1つ、これもニュースではなく、個人の記録になっています。 2:40


「傷城」記者会見で初めて金城武を見る

私たちの年代の人間にとって、金城武は、
小さいときから共に歩み育ってきた名前である。
子どもの頃の台湾四小天王は、ジミー・リンはレーサーとなり、
ニッキー・ウーは結婚し、スー・ヨウポンはつまらぬテレビドラマの世界に入ってしまって、
金城武1人が、青春アイドルからスクリーンへと向かって、
演技はどんどんうまくなり、大人の男の魅力もますます備えるようになった。

「傷城」の記者会見に、外に出る仕事を代わってあげ、さっさと仕事を終わらせて、
初めて金城武を見に行った。
映画「君のいた永遠」「ターンレフト、ターンライト」の金城武にはドキドキし、
ドラマ「神様、もう少しだけ」での彼の愛し方に心を震わせた。
私は金城武を目にしたら、自分も若いファンの子たちと同じように
感激するだろうと思っていた。
すごく興奮するだろうと思っていたのだが、それは間違いだった。

周りのファン達はずっと叫びっぱなしだったが、
私はなんと、それほどの動揺は感じなかったのだ。
芸能界には顔のいい人は掃いて捨てるほどおり、大勢見て、マヒしている。
そうではなく、「傷城」の彼の退廃的な様子や
トニー・レオンに劣らぬ演技のほうが、美貌よりももっと魅力的だったのだ。
きれいなのはアイドル、魅力あるのはスターである。

会見のとき、金城武は口数少なく、声も大きくなく、
しかし話し振りはしっかりとして、妥協がなく、
司会者の意図に無理して合わせようとはしなかった。
彼を見てきたが、ずっと非常に地道な俳優であり、脚本に従って演技し、
良い演技をすることを望み、
また自分の出た作品が良い評価を得ることを望んでいて、
そのほかのことは彼にはどうでもよく、外見だけ装うことはしたがらない。

ファンの叫び声に、金城武は慣れており、すでにマヒしているくらいで、
微笑を浮かべているが、職業的なものである。
チャップマン・トーのお世辞にもあっさりと、
礼儀正しく応えるが、決して大喜びなどしていない。
記者会見、カメラのフラッシュは、彼にとっては仕事に過ぎず、
彼はずっとその場から遊離した状態にあった。

ここ最近、金城武のニュースは少ない。
同性の友人との親密な関係が噂されたり、
秘密結婚をしたという噂が流れたりもしたが、
すべてはたちまち否定された。
金城武は強く表現することなく、自分からあれこれ言い出すこともない。
この業界からは常に浮いている。
彼自身の言葉を借りれば、「とても恥ずかしいんです」ということになる。

金城武は融通が利かないという人もいる。
彼の条件をもってすれば、もっと仕事をし、もっと宣伝をするなら、
絶大な人気を得ることができるし、収入も増えるというのだ。
また、彼は賢いと言う人もいる。
たとえ芸能界にいても、自分自身の生活を持ち、
少ない仕事量で結構な生活を維持できており、
仕事ロボットに陥らずにいられるからだ。

私は、彼は本当に賢いと思う。
1年に1作の映画出演で、去年の「如果・愛」では、
彼の歌と深い感情表現を見ることができたし、
今年の「傷城」では、みんなの彼を見る眼が一新した。
金城武の演技はトニー・レオンに少しも見劣りしないどころか、
もっと眼を奪うものだったではないか。

会見には、セレブな女性ファン達もやってきていた。
マスコミの編集長あり、映画会社のお偉いさんあり。
一般のファンと同じく、彼女らの願いはいたって簡単だ、ツーショットを撮りたい。
しかし金城武はすべて婉曲に断った。
物腰は柔らかいが、内面は確固としている
――ぼくにはぼくの原則があります、ぼくの作品にだけ注目してください。
(賀雅佳・文/新快報2006.12.20)


しかし、思うんですけど、武はそこにいるだけで
しっかり「刺馬」の宣伝になっていますね。



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