武ニュースDiary


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2003年11月03日(月) 「ゴールデンボウル」について・2(金城武の三部曲・下●運命的な出会い)

金城武の三部曲・下 1:35

続きです。

日本ドラマ出演の三部曲

金城武は現在までに3つの連続ドラマに出演している。
視聴率を比較すると、明らかに凹字型を描いている。
ストーリーや登場人物が共感を呼べるか、話題作りができるかが、
視聴率と絶大な関係があるのであって、
人気があれば視聴率をかせげるというものでは決してない。

第1作の「神様、もう少しだけ」は、人気をほしいままにする、
寡黙でかっこいい1人の音楽プロデューサーを描き出すのに成功した。
すなわち夢で出会うような恋人の、これは完全に人間化したものだ。
もっと現実離れしているのはストーリーで、人々の夢の実現である。
女子高校生が重なる苦難を乗り越えて、彼の妻になるのだ。
悲惨な結末を迎えるけれども、物語の美しさは、人々に忘れがたい印象を残した。
これによって、金城武は第1回の成績表を鮮やかに提出した。

2作目の「二千年の恋」は意外にも期待を裏切り、低い視聴率となった。
現実にはない某国が、ある民族的恨みから、日本でテロを画策する。
有能なスパイと女性研究員が聞いていても分からないことを語り合い、
理解しにくい、辛い恋愛をする。
もしあなたがこの苦悩を深く実感することができるとしたら、私は尊敬する。

非常に深い感情や、難しいたとえ、
最後まですっかり見終わった後、また初めに戻って丹念に考えて初めて納得するセリフ、
なんと深い愛であることか……。

第3作になる「ゴールデンボウル」は、前作の低迷から時が経ち、
視聴者に金城武への新たな期待を抱かせた作品だ。
今回、彼は再び人々の視線をひきつけることに成功した。
ボウリングの上手な証券マンが、ボウリング場の存続をになって、
主婦と口げんかしながらもペアを組むうちに、親しみが生まれていく。
見たところ、姉弟恋(女性が年上の恋)精神は不滅で、
このように生活に溶け込んだ形なのは、現代の恋愛の動向にかなり合っている。
またドラマでの、あまりにもかっこいいボウリングのフォームは、
ボウリングのリバイバルブームを呼び起こし、非常な話題作となったのである。

最後に、金城武がドラマで共演した相手について、ついでに触れておこう。
これもまた面白い三部曲を成している。
まだ幼い深田恭子から芯の強い中山美穂、成熟した黒木瞳に至るまで、
それぞれ異なった恋愛相手を据えることで、
日本のマネジメント事務所は、金城武に
各年齢層の女性をとりこにさせようとしているように感じる。

三部曲は今もまだ終曲に達していないと私は信じている。
「武」式楽章の第4部が、再び人の心を震わせるときはいつであろうか。
大いに期待してよいだろう。  (完)
(Amy文)

私は、「二千年の恋」は、こういう話やセリフが別に苦労することなくわかっちゃう人と、
難しいと思う人と、2つに別れるんじゃないかという気がします。
能力ではなく、資質の問題で。




運命的な出会い

もう1つ。

You Are My Destiny―-運命的な出会い〜「ゴールデンボウル」 20:56

金城武・黒木瞳主演の「ゴールデンボウル」を見終わったばかりだ。
肩が凝らず、コメディー風味の、しかし幸福感に満ち溢れる小品であった。
常識を越えたストーリー、あまりにもハッピーな結末。
しかしそれにもかかわらず、素敵な金城武と可愛らしい黒木瞳
(40歳の女性に使うにはあまりふさわしくない形容詞だが、
ドラマの中では本当に可愛いのだ)の先が読めないやりとり、
男はかっこよく、おかしく、女は美しく、気が強く、
全ての不合理も気にならず、やや誇張されたストーリーにはまってしまう。

主題歌はポール・アンカのオールディーズ「You Are My Destiny」。
聞いているとぞくぞくするような感動があるが、
運命的なめぐりあいというテーマをにじませてもいるのだ。

最終回での、芥川周と、佐倉瞳と離婚したその夫との会話に、
私は深く感ずるものがあった。

「普通浮気くらいで中々こうはならんだろう。(中略)
瞳は君に会わなければ、私の浮気をきっと見てみぬフリをしたさ。
そして私も夢から覚めて妻に戻っただろう」

確かに、佐倉瞳はただの平凡な主婦だった。
ボウリングも、煩瑣な家事のストレス解消のための一種の気晴らしにすぎない。
夫の浮気に遭ってもひとり耐えるしかないのだ。
体面と夫の仕事を考えて、表向きは何事もなかったように装い、
妻の寛大さを見せて、自分自身のよきイメージを壊さないようにしなければならない。
これは、世の既婚女性の姿でもあるはずだ。

しかし、ゴールデンボウルで彼女は芥川と出会う。
さっそうとして、凄腕で、しかし温かい心根の若い男だった。
彼女としょっちゅう言い争いをして、いつも痛し痒しのところを突いてくるけれども、
何より重要なのは、彼が彼女の心の内に、進んで耳を傾け、
その思いを理解してくれたことだ。
2人の運命はこうしてしっかりと結び合わされ、
2本の平行線が思いもかけない交差点を見出すように、
彼は彼女の孤独な傷付いた心を慰め、
彼女は彼の罪悪感を解いてやる。
予想もしなかった出会いが、2人の運命を変えてしまった。
未来のことは知りようがないが、今のことならしっかりとつかんでおいた方がよい。
もしかしたら、だれもが運命的な出会いを待っているのかもしれない。
自分を変えてくれる人と出会うことを!
(pinky文)

2本の平行線が交わる……って、「向左走、向右走」の言葉と同じようですね。


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