武ニュースDiary

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| 2003年11月02日(日) |
「ゴールデンボウル」について・1(金城武の三部曲・上) |
BBSで「ゴールデンボウル」関連の話にちょっとなっていたもので、 過去のドラマ評を読み直したりして、当時のことを思い出しているうち、 GBモードに。 GB関連の記事をちょっと取り上げてみたいと思いました。 放映された台湾で、どのように受け止められたか、 日本ドラマの超充実サイト、小葉日本台からちょっといくつか 読ませていただくことに……
金城武の三部曲
なぜ「金城武」を取り上げるか。 まだそんなに芸能歴の長くない彼は論ずるに値するだろうか?
その理由は、最近放映された「ゴールデンボウル」にある。 このドラマでの彼の演技を見て、私は目を見張った。 その芸能人生を3段階で発展させてきた彼を仔細に分析してみると、 かなり面白い現象が認められるので、興味をそそられ、考察を試みた。
芸能歴発展の三部曲
台湾で身を起こし、香港で開眼し、日本で人気者になり、 アジアの3大娯楽先進地を股にかける。 金城武の生まれ育ちからは、この3地域で、 仕事のありかたからイメージの売り方まで異なっていることが見て取れる。
日中混血だったことから、「夏天的代誌」という清新な台湾語の歌を歌い、 金城武の「国際性」は早くに注目を集めていた。 その綺麗な顔立ちと上背のために、アイドル路線を行くことになったのは不思議なことではない。 しかし、当時の台湾のアイドルスターは、いわばみなあやつり人形で、 すべて稼ぎをあげる目的のためだけに、芸能事務所の思惑のまま動かされる存在だった。
だから、まだ当人にとって何が1番よい路線なのかわかっていなかった時期には、 CD、テレビ、映画、純情歌手、隣の男の子、コメディー俳優……等々、 手当たり次第にやり、目まぐるしいほどであった。 残念ながら、その出来栄えは決して特別優れているとは言えず、 たとえ「四小天王」の1人に列せられても、一時的なスターという感があった。
ウォン・カーウァイの「恋する惑星」は、 金城武の演技者としての資質を突如として衆目に明らかにした。 独特な撮影技法と編集を通して見える、あの、期限切れ間近のパイナップルの缶詰を 数える青年の、自然な身のこなしと生き生きしたは表情は、 それまでの演技とは180度の大転換であった。 そしてこの作品により、日本でも注目を受けるようになる。
中日混血の生まれは、日本での活動が始まるや、注目を呼び起こすことにもなった。 工夫されたイメージ戦略により、金城武は目に見えてあかぬけ、成熟度を増し、 もはや、ただの隣の男の子の親近感を脱した、新鮮で強烈な魅力を備えて、 日本の最もセクシーな人気スター、木村拓哉を脅かすに十分なまでになった。
だが、たとえそうであろうと、淘汰率の極めて高い日本の芸能界に確とした足場を築くには、 CMの他に、トレンディドラマというい大事な舞台が絶対に無視出来ない。 幸運だったのは、彼の最初のトレンディドラマが、 テレビ局が最も重視する「月9」だったことだ。(注:これは当然間違い) (続く) (Amy文)
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