武ニュースDiary

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大陸の記者が「十面埋伏」のプロデューサー、張偉平から聞き出した話から、 ウクライナでの様子が少しばかり――
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目下、「十面埋伏」はウクライナで撮影の真っ最中。 「クランクインしたばかりのころ、撮影隊は大雨に降られ、 そのため数日撮影が遅れました。最近、今度は大雪にみまわれました」。 だが、今回は意外なことに、大雪は、マスコミが言っていたような障害には全然ならず、 逆に映画にまた別の風景を用意してくれた。
「よく知られているように、ウクライナの雪景色は世界的に有名です。 今回は撮影に絶好の機会を提供してくれました。 作品にはきっと雪景色のシーンが取り入れられるでしょう」
張偉平がポロリともらしたこの言葉に、記者にはこんなシーンが心に浮かんだ―― 雪が降りしきる中、狂ったように翻る衣、 あたかも「英雄」のマギー・チャンの長い袖が 広々とした荒野を飛び回るシーンのように。
「十面埋伏」は「英雄」のアクションシーンの美と 超現実的な感覚をうけつぐものになるのだろうか? これに対し、張偉平はじらすように、 「私は撮影現場にいないのですから、 具体的にどんな効果を目指しているのかはまだ知らないんですよ。 全ては映画の完成を待ってからでないとわかりませんね」
既知の通り、ウクライナでの撮影は、まだすぐには終わりそうもない。 スタッフが内地でロケハンをしたという件について、張偉平はこう語っている。 「全ては、チャン監督が帰国し、自分の目で見てからでないと。 撮影地がどこになるか具体的に確定はそれからです」 ということは、今の時点では内地のロケ地探しは まだ候補選びの段階だということである。 (青年時報より抜書き 2003/10/31)
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