先日、友達からメールで誘われたのは、 本格的に声楽家の先生に指導してもらえるのに参加費が一回500円という、 近所で活動しているコーラスグループ。 今のところ、素人っぽい主婦メンバー5名しか在籍せず 存続の危機だという。ので どしてそんなに人が集まらないの?お買い得じゃん!やりたい!と思ったけど、 練習は隔週土曜日の夜7時〜8時半と聞いてちょっと考え込んだ。
夜って出にくい。特にウチは。 早めのご飯を作って夕方6時位から家族に食べさせ自分も食べてから出る時間か。 ちょうど娘が塾から帰ってくる時間で、彼女はお弁当で夕食は済んでるけど、お迎えが。 夫が娘を迎えに行ってくれると確約してくれるなら、参加できなくはないな。
ただでさえ「中受フォローに専念して」とか言ってる夫にそんなこと頼めるだろうか。 ダメもとで話してみた。私が以前から「ゆくゆくは合唱やりたい」と言ってたのを知ってるかと。 そしたら案外、予想外、とりあえずお試し見学は許可された。 いやー、びっくりした。
それで先の土曜日、 自転車で20分、閉校になった中学校の音楽室。 その夜集まれたのは4人、と見学の私。 ほとんどボランティア同然で教えてくれる先生は、とんでもなく美声で、なかなかカッコいい中肉中背の老紳士。 いきなり楽しいストレッチから始まり、カンタンそうな発声練習から、だんだん難しくなっていく。 欠伸をしながら声をだすつもりで。 おへその下13センチの丹田というあたりに湖の水面があるつもりで。 しかもその水面に浮かぶ風船のひもを下にひっぱって下げてるつもりで。 声を響かせるときのイメージは、餃子を食べた後のニンニクの香りを周囲にまき散らすつもりで(?)。 そんな喩えかたがチャーミングではあった。 メンバーの雰囲気も和やかな。 歌はなじみのある「翼をください」から始まって、ちょっと難しい「藍、しぼり染め」 これの音取りが難しい。楽譜の読み方を忘れてる。 それから息が続かない。一小節ごとに酸欠状態。 30年近いブランクで、腹式呼吸から遠ざかっていたら、とってもヘタクソになっていた。 高い音が出せない。 ソプラノのほうが、主旋律だから、アルトよりはメロディを把握しやすいけど、 ト音譜表の第五線に差し掛かる音はことごとく出せない。超音波に変わったのかと思うくらいムリ。 だから多分、私はアルトで行くしかないと思う。楽譜さえ読めれば。 訓練すれば若いころの、合唱部のころの声を取り戻せるのかなあ。
なので次回も参加したいのだけれど 夫の機嫌が急変しないように祈らなければ。
意外と彼は「そんなことやってる場合じゃないよ」等とは言いそうで言わないでいてくれてる。 その代わり?翌日、彼は新しい素敵なノートを三冊買ってきて、新たな宿題が我々親に課された。 娘が新6年になってからのカリキュラムテスト(通称カリテ)第一回〜第五回、を見直させるにあたり、 各回で出来なかったor重要な問題と解答解説をその新しいノートに写すか切り貼りして集めておくのだ。 こういうことを本来は子ども自身がやるべきなのは理想だけど、実際は時間がない、だからいまは親が出来る限りのフォローをしてゴールまで伴走するのが務め、と言うのだ。 えーメンドクサイと思ったけど、まあそのポリシーに文句がつけようがないし、ここで真面目にやる様子を見せないと隔週土曜の自由が確保できないかと思い、素直に乗ることにした。 彼が算数担当、私は理科と社会担当。 そのブッキング作業で半日かかった。
しかも算数の教え方が誠に上手く 最初は分からなかった問題が彼の手にかかってコツをおさえられ解説されると娘の目は活き活きしてくる、笑顔さえ出てくる。 私にはそれができない。 そんな風に娘に二親掛かりでやってるので、息子には、どうする、てことは パパも一応考えていたらしく いま話題の白州次郎のことを特集した本や新しい電子辞書を息子に買ってきていて、結構喜ばれた。
私は彼のこの父親としての姿勢の一生懸命さは認める。 とにかくコーラスに文句言われてない限りはとりあえず認めて尊重する気持に今はなってきた。 彼が子どもより気持ちが先走りそうになっていたら、そのバランスをうまく取る役を、あくまでも陰ながら、 私がやればいいだけなんだ。 とにかく、コーラス様様だ。
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