(仮)耽奇館主人の日記
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2005年07月28日(木) おぼろの闇のなかでほほえむ。

今回は、杉浦日向子さんの思い出を、あれこれと書いてみたのだけれど、同時に、師への悪口になってしまったので、削除しました。

ただ一言。

貴女を、江戸時代へ現実逃避していると悪く言う人がいるけれど、私から見れば、むしろ、江戸に身を置くことで、心は常に現実の生活、社会を見つめていたと思います。

一歩下がることで、全体が見えてくる・・・。

そうして、自分を貫くことのカッコよさ、粋の極みを教えてくれた杉浦さん。
私のなかでは、「百物語」のなかの物の怪のように、もわもわとした、おぼろの闇のなかでほほえんでいて欲しいので、あえてご冥福はお祈りしません。
いつでも、口寄せでお呼びしますから、その時、またゆるゆるとお話しましょう。
今日はここまで。


犬神博士 |MAILHomePage

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