昨夜は いつもの 長い会議のあとで そのまま 帰りたくない気がして
三日月の 周りを囲む雲に 虹が映るのを見ながら 少しムスコを待って 飲みに行った
やたら 薄く感じる お酒だったせいか 沈黙のたびに 死んだひとを 思い出しつつ
けれどやがて 人生って判らないな の言葉とともに ムスコの告り話しが 突然披露された
自分の気持ちに 気付いたのは ごく最近だったそうで 急に 今言わなきゃ の気分に襲われた と
オレにまさか あんな瞬間が来るとは
それでも フェミ男君の恋は どこか落ち着いた 人間愛ぽくて 聞いているうちに ふんわりと優しい 幸せに抱かれた
出会いがあって 別れがある
そんなあれこれに伴う 未分化の感情も ぜんぶ カタマリにして あの虹のように 包めた気がした
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