梅雨明けが間近に迫って さすがに焦り 仕上げ目前になったオーダーワンピを お客さんに試着してもらった
受けたときは 型紙もあるし なんて気楽に考えていたけれど よくよく見てみると ご指定のデザインには型紙がなく 自分で線を引くように書いてあった製図は 普通サイズのはずなのに 仕上がり幅が妙に小さかった
お客さんは 余分なお肉がほとんどなく びっくりするようなスリム体系で なのに計ってみると 仕上がり幅マイナス2センチ どう考えてももう少し大きくないと と思ったので自己流でサイズ変更
そして 丈は膝ぎりぎりにとのオーダーに 念のため5センチ程度余裕をつけたはずが 前身ごろのダーツ分を忘れたため 後ろはたっぷりだが 前は結局余分なんてなくなった
まあその他 ファスナーつけで足踏みをし 実際縫ってみると 思ったより難しくなかったのはいいとして いつも自己流でやっている処理を 基本に忠実にと心がけたため 何かにつけ緊張の極みだった
どんどんテンションが下がったあげく トドメで王様に審判を下されるかのような 神妙な気分で御前に座ったワケで そんなあれやこれやが ストンとシンプルで美しいお姿に いやあもうなんつーか 感動するどころか ただひたすら胸をなでおろすのみ
お客さんからは こんなにキレイに出来るのだから もっと自信を持ったらいい と強く励まされ ようやく少し やればできるのだと 再び布に向かう勇気をもらったのだった
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