バスで城崎へ行き 温泉に入った お年寄りと一緒に乗り込んで とろとろと走る車窓から かなり濃くなった紅葉を眺め ガラガラの温泉で 思う存分ゆっくりした後 しょっぱいお湯をごくごく
街を散策したのち 手作り家具アウゲのギャラリーへ 古い陶器を使った アクセサリーが見たかったのだが それはもう扱ってなく 代わりにトルコの手織物である キリムが沢山あった
ネットで何度か見てはいたものの 本物に触れるのは初めて 小さな玄関マットサイズですら 数万円はするオールドキリムだが もともとは遊牧民の生活の中で 生かされるために織られたもので 使われる素材も 共に暮らす家畜たちの毛なのだった
着物もそのひとつだと思うのだが 民族色が強く現れた手仕事には 種類や場所を問わず強く惹かれてしまう ついつい本気で選びそうになったものの これひとつという決めてに欠け 帰ってから改めて 詳しく調べようと思った
けれど 知れば知るほど キリムの世界は奥が深く 折り柄にもそれぞれ意味があり 作られた用途も生活に根ざして多様 さらに商材としては 取り入れやすい現代のアレンジによる アイテム数も豊富 素材の魅力で ついつい選んでしまいそうになる
結局何を購入するかより その展開の方向に考えが及び 刺激を受けるに留まったのだった
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