愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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| 2024年10月03日(木) |
2023年に読んだ本とか |
まあまあドラマ見てますけど、まあまあ読書もしてるんですよ。読み終わった瞬間に内容を忘れますけど。去年読んだ本の中で心に残ってるものを記しときます。
「君のクイズ」小川哲 去年読んだ本で特別に面白かったです。今年入ってから再読したけどやっぱり面白かった。最初の一ページめから既に面白い。後半面白くなってくるとか、ラストの驚きのために我慢して読むとか、そういう体験も多いんですが、最初から最後までずっと面白かったです。クイズの最終問題で対戦相手が、問題が読まれる前に正解したのは何故かって話なんですけど、そういう感じの、確か幽遊白書にあったよな?ほら、天沼くん。とか思い出して、幽遊白書を一巻から最終巻まで読み返すことになりました。手元に残してなかったからレンタルした。あれ?何の話?とにかく面白かったんで、小川さんの「地図と拳」も読みました。すごかった。「君が手にするはずだった黄金について」は図書館で借りるまで待てなかったので購入しました。よかったです。「君のクイズ」が一番好き。あと幽遊白書は今読んでも面白かったです。当時(中学生)は暗黒武術会あたりが一番盛り上がってた記憶があるんですが、大人になった今は、それ以降のほうが好きですね。終盤からラストにかけて、昔は不満を感じていたように思いますが、いい終わり方というか、私は好きです。そういえばハンターハンター38巻出ましたね。復習必須ですが面白かったです。あれ?
「ラブカは静かに弓を持つ」安壇美緒 去年の萌えナンバーワン。そんな要素はないんですが、そんな要素のないところにそんな要素を見出して荒立てるのが腐の民です。萌え抜きにして、物語として大変よかったです。なんなら萌えたくなかった。普通に楽しみたかったわ。でもそんなの無理。主人公と先生(チェロ講師)の関係性に萌えすぎる。尊いやりとりが多すぎる。それはそれとして内容ですよ。紹介文に、スパイ×音楽小説、とデカデカとあって、えー何それ興味ないー面白くなさそうーと思ったんですが、ものすごく面白かったんです。なんかいかにも実写化しそうな内容なんですけど、見たいような絶対見たくないような。
「火花」「人間」「第2図書係補佐」「夜を乗り越える」他 又吉直樹 又吉さんの本をなぜ今まで読まなかったのだろう。去年から色々読んだんですか、ファンになりました。作品が素晴らしいから、テレビで本人を見ると「ひっ、かっこいい!」ってなる。去年の終わり頃かな、NHKの「ふたりのディスタンス」にピースが出てて、二人の関係性がすごくよかったです。BL的な妄想はしてません。
「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子 タイトルから想像するようなハートフルストーリーじゃ全然なくて衝撃を受けました。高瀬さんの本、図書館で借りれるものは全部読みました。どの本読んでもドキッとしたりヒヤッとしたりする。「いい子のあくび」「うるさいこの音の全部」が特に好き。なんか意地悪なんですよ。漫画やドラマの意地悪キャラの意地悪さではなく、なにかもっと普通の、それでいて、だからこそ根深い人間の意地悪さ。人間というか、こんなふうに表現する作者が意地悪なのか、いや、読み手(私)が意地悪なのか?と不安になったり。精神の具合が悪いときに読むのはしんどいかも。
「夜の道標」芦沢央 痺れました。タイトルからして素晴らしい。内容も文章も全部よかったんですが、私が一番心を打たれたのは、ラストまでに明かされるだろうと思っていた謎の中で、描かれていない部分があったことなんです。その部分は、自分で想像することができる。これによって読後の余韻がすごい。あまりによかったので、他の作品も読んだけど、短編集も面白くてよかったです。タイトルも全部素敵なんです。
「黄色い家」川上未映子 途中、読むのがほんとにつらくて。面白くないとかじゃなくて、内容がつらいんです。読んでて胸が苦しくなる。でも最後まで読んで、久しぶりに本を読んで泣いてしまい、読み終えることができてよかったと思いました。ぜんぜん違う人生なのに、主人公に自分を、黄美子さんに母を重ねてしまい、心を揺さぶられてしまった。この本を読んでいる間、私は、全く別の人間として、別の人生を、この本の中で生きていて、なくなった母親とその中で再会したんだ。なんだか怖くて当分再読はできない。
他にも色々あるんですけど、スマホの画面を見続けるのがしんどくなってきました。また今度、今年読んだ本についても書けたらいいな。
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