愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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2015年07月14日(火) 若真ネタ11

 高校生編。いきなりですが↓こういうことです。
 みーこ→星野→久米→真田→若菜
 みーこは星野が好き、星野は久米さんが好き、久米さんは真田が好き、真田は若菜が好き。最終的には、久米さんは真田への想いを断ち切って星野とくっつき、みーこは星野を諦めて若菜を好きになり、若菜は流されるようにみーことくっついちゃう。というのが概要です。真田、余った…。
 まず、久米さん以外はみんなE高です。久米さんは頭いいのでD高。中学は、若菜と星野が一緒。真田とみーこと久米さんが一緒。久米さんは、中学時代、真田が好きだった。それで、卒業前に告白して手紙を渡すんだけど、受け取ってもらえなかった。久米さんは仕方ないって思うんだけど、友達のみーこは、「手紙くらい読んでくれてもいいじゃない!」って腹を立てる。そもそも、みーこは最初から、「真田のどこがいいの? あんな無愛想な奴。久米っちは、めっちゃ可愛くて優しくて賢くていい子なのに、真田とじゃ全然釣り合わない」と思ってて、でも久米さんが一年のときからずっと真田を好きなので、水を差すようなことは言わずに応援してたんだけど、ここにきて、真田の対応に不満爆発。一人で真田家に訪問までして、真田に文句を言う(そしてとても冷静に応対される)、なんてことをやらかす。そういう一件があったので、同じ高校なのは気まずいんですよね、みーこも真田も。一年のときのクラスは、若菜とみーこが同じ。真田と星野が同じ(選抜クラス。二人は三年まで同じだった)。若菜とみーこは、普通に友達として仲良くなる。みーこは、星野に恋をするよ。星野は運動神経がよくて、球技大会だか体育祭だかで活躍する。そんで、星野君かっこいい! ってなる。スポーツだけでなく、勉強しなくてもそこそこできるタイプで、成績も常に上位です。あと、いい奴。なので、みーこだけじゃなく、星野は女子に人気がある。若菜は星野と同中で仲良いからってことで、みーこに、応援してよ、と頼まれるんだ。みーこ以外にも頼まれるけど。でも、応援しづらい。なんでかというと、星野には好きな人がいるから。ある日、星野は若菜に、「俺、こないだ、一目惚れした!」って、興奮気味に言う。若菜は、はあ? って感じだった。一目惚れなんて信じないというか、単に見た目がもろ好みってだけの話だろ、って。命の恩人とか、そこまではいかなくても、ピンチを救われたりでもしなけりゃ、初対面でいきなり好きにならんだろう、という考え。星野は、図書館で久米さんに会った。ドラマや漫画で使い古された出会い方で、「あ、この本」って手を伸ばしたら、久米さんもその本を取ろうとしてて、「あっ」となる、っていう。「運命だよ」と、星野は言う。運命の相手は、「地上に舞い降りた天使のよう」だと。その天使が、久米さんです。
 若菜は、一年の夏から、コンビニでバイトを始める。そしたら、みーこも、「私もバイトしたい」とか言い出して、一ヶ月遅れで同じコンビニで働き出す。みーこは三ヶ月で辞めるけど。そのコンビニで、若菜は、久米さんを知ることになる。みーこと一緒に入ってたときに、久米さんが客として来るんです。久米さんが帰った後、「さっきの可愛い子が、真田のこと好きだった子だよ」って、みーこは言う。みーこは、若菜と真田が幼馴染みだと知ったとき、若菜に中学のときのことを話したんだ。自分の友達が真田に告白して手紙を渡したけど読んでもらえず、それが納得いかなくて家に文句言いに行った、って。若菜は、久米さんがめっちゃ可愛かったことに、なんかちょっと、もやっとする。あんな可愛くて頭良くて性格も良いらしい子に告白されて、手紙も受け取らずにふったんだ、と思うと、なんか…。でもまあそれはいいんだけど、問題はその先で、後日、若菜がバイト中(みーこはシフト入ってない)に、星野が来て、たまたま暇だったのでちょっと雑談してたら、また久米さんが来て、星野が、あーー! ってなるっていう。それで、若菜は、星野の一目惚れの相手=みーこの友達(中学時代、真田にふられた)、だと知る。しかも、みーこは星野を好きだし、これはややこしいことになったぞ、って。ところで、若菜は、みーこのことは異性として意識してません。普通に友達。いい子だとは思ってるけど。
 若菜と真田の関係は、普通だけど、若菜は、二人きりになるとなんとなく意識してしまう。でも、どうしたらいいか分からないし、それ以前に、その気持ちの正体も掴めずもやもやして、そういうもやもやを振り払いたい気持ちもあって、バイトを頑張ってる。もやもやするといっても、欲情はないよ。文字通りのもやもや。それを勉強や部活に打ち込んで発散できるならいいけど、勉強も部活もやる気ないので、バイトにぶつけてます。ほんとは、ちょっとは、欲望みたいなものを感じることもあったかもね。でも、そんなの、受け入れ難くて押し殺しちゃうから、なかったことになる。
 若菜は、みーこに、星野の好きな子が久米さんであることを言う。言っていいものかどうか迷ったけど、いつかは知ることになる気がしたから、それなら早めに知っといた方がいいかと思って言った。みーこは、星野に好きな人がいるらしいことは知ってたけど、それが久米さんだと知って、もちろんショックなんだけど、久米さんなら仕方ない、って思う。まあ、ショックといっても、みーこ的にも、星野は無理めだな、っていうのは、結構前から感じてて。あと、色々相談に乗ってくれる若菜に惹かれ始めてたし。というかもう、若菜に心移りしてたんだろうな。それで、久米さんがまだ真田のことを引きずってるみたいなのを、みーこは心配してて、星野と付き合ったらいい、って思ったんだ。久米さんは、真田のことをなかなか忘れられないんですね。はっきりした理由があって好きになったのではないんだけど。真田は、孤立してるわけじゃないけど一人でいることが多くて、でも寂しそうには見えなくて、凛としてる。そういう様子が、久米さんを惹き付けて、なんとなく目で追ってるうちに好きになっていた。久米さんは、人付き合いが苦手なんだ。恥ずかしがり屋で口下手で。見た目が可愛いせいで、色んな男子にちょっかい出されたり、女子に遠巻きにされたり、かと思ったらちやほやされたりで、常に戸惑ってる。久米さんには、真田が孤高な感じに見えて、そこに憧れたのかも。それで、久米さんは、ずっと真田が好きで、告白したけど手紙も読んでもらえずふられて、それは辛かったんだけど、心のどこかでは、やっぱり、って思ったから、ショックではなかった。受け入れられない、って分かってた。だから別に、告白する必要もないと思ってたんだけど、気持ちを伝えるだけ伝えといてよかったとも思う。せっかく、みーこも応援してくれてたし。手紙は読んでほしかったけどね。手紙を受け取らないのも、真田なりの誠意なんだろうけど、手紙を読んだ上で断られたって、久米さんは、やっぱり、って思っただろう。久米さんは、真田と付き合いたいとか思ってなかった。ただ、好きだっただけ。ふられた後も、好きじゃなくなるわけではなく、心の中で想い続けていた。そんな久米さんですが、星野の頑張りによって、変わっていったのだろう(適当)。久米さんは星野に心を開き、付き合うようになるんです。星野は、久米さんが真田を好きだったことを知ってるよ。みーこから聞いたから。みーこは、悪気があってばらしたわけではなく、黙ってられない性格なんです。若菜と星野の間で、こんな会話があった。
「望月(みーこの姓)は、久米さんが何で真田を好きになったのか分からないって言うけど、俺には分かる。真田って、一人で生きていけそうな感じするじゃん。自立してるっていうか。そんで、裏切らないだろ。嘘つかないだろ。信頼できる」
「評価たけー」
「高いよ。でも、真田のいいとこって、目に見えるもんじゃないから、分かりにくいのかもな。久米さんが、真田をずっと好きだったって、それで、もしかしたら今でもって知って、さすが久米さん、って思ったね。見る目があるよな」
「そうだな。でもまあ、星野もいっぱいいいとこあるよ」
「そういう若菜もいいとこあるよー」
「やめやめ。慰め合いみたくなってるし」
 ところで、心移りしたみーこは、若菜にあっさり告白し、「付き合おうよ、私達」って、悪びれることなく言う。若菜は、こないだまで星野星野言ってたくせに星野が好きなのが久米さんだって知った途端にこれかよ、って、呆れるんですね。変わり身はえーな、って。
「友達だと思ってるし、そういう目では見れないっていうか」
「結人、彼女いないんでしょ?」
「いないけどさ」
「じゃあ、とりあえず付き合ってみようよ。無理なら友達に戻ればいいし」
「そんなお手軽な」
「あ、もしかして好きな人がいるの?」
「えっ」
「誰? 久米っち?」
「いやいや、ないだろ、それは。何回か見ただけで、まともに話したこともないし」
「じゃあ、誰?」
「誰って。好きな人いるとは言ってないじゃん」
「いないって言わないね。絶対いるね。誰か言ってみ。秘密にするし。応援するし」
「応援すんの? 俺と付き合いたいんじゃなかったの?」
「付き合いたいよ。でも、好きな人いるなら応援する。結人には、いっぱい相談に乗ってもらったしね。お返ししなきゃ」
「いや、いい。結構です」
「言えないような人なの? 先生とか? 彼氏持ちとか? あ、人妻?」
「いやいやいや」
「まあ誰にしろ、言えないような恋なら、それはいったん置いといて、私と付き合ってみたらいいよ、とりあえず」
「えー、いや、うーん…」
 若菜って、結構、押しに弱いんですよ。意外と受け身だし。嫌いな人から押されたら、上手くスルーできるんだけど、そうじゃない人からだと、簡単にはかわせない。優しい子なんですよ。それを、完全に見抜かれちゃってるんですね。若菜はみーこのこと、恋愛対象として見てないけど、友達としては好きだし、マイペースだけどいい子で、面白いって思ってる。そんなに言うなら、付き合ってみてもいいかな、なんて思い始めたりして。
「じゃあ、考えとく…」
 と言った後、いや、このパターンはよくない、って思った途端に、
「考えとくって。考えた結果やっぱ無理とか、言いづらくない? 考えようって気があるくらいなら、もうOKでいいと思う。決まり!」
「えっ、決まり?」
「よろしく、結人」
 そんな感じで付き合い始めたのが二年の二学期かな。もうちょっとだけ続きます。一回でまとめれんかった。そしてほんとに普通に面白くなくて、こんだけ書いといて、我ながら残念です。でも書く前からこうなることは分かってた…。


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