愛なき浜辺に新しい波が打ち寄せる
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| 2015年03月10日(火) |
U-14コンビニネタ4 |
昨日の続き。入園後、真田と若菜は同じクラスで、しばらくは、若菜は真田の面倒をよく見ます。でも、若菜と真田は、好きな遊びが違うので、特に仲良しってわけではない。若菜は、戦いごっことかが好きで、真田は、工作とかが好き。なので、園ではそんなに一緒に遊んでないんだけど、母親同士が仲良しなので、プライベートでも会う機会があり、そのときは、二人で仲良く遊んでる。それはそれとして、真田は、新しい幼稚園には、割とすんなり馴染めました。若菜がいたというのもあるけど、前の幼稚園と違って、自由な雰囲気で、気楽だった。前の幼稚園では、一人で遊んでたら、他の子に声をかけられて、その子達と一緒に遊ぶはめになる、というのが多かった。でも今は、一人で遊びたいときは遊んでていい。他にも一人で遊んでる子がいる。色んな子がいて、色んなことをしてる。そんな感じだった。母親も、すぐに慣れました。最初からここにしてたらよかったと思いました。真田と若菜は、小学校は校区が違うので、卒園したら離れ離れ。真田は、それがとても寂しく、不安に思います。若菜は、「かずまならだいじょうぶ!」と言います。心からそう思ってるわけではなく、適当に言ってます。でも、真田はその言葉に励まされます。母親同士が友達ということもあり、二人の交友関係は卒園後も続きます。 続きまして、若菜と郭の出会い。二人は同じマンションに住んでるんですよ。でも、めったに会うことがないし、親同士も関わりがなく、若菜は幼稚園で、郭は保育園なので、ずっと接点がなかった。小学校に上がる頃になって、同じマンションに同じ学年の子がいるらしい、と初めて知りました。入学式の日、若菜母は寝坊してしまって、「遅れるーやばいー!」と大騒ぎしながら、父親も一緒に、足早に小学校に向かいます。少し先に、同じく新入生の子とその母親が歩いているのが見える。「あ、あの子が、同じマンションの子よ、多分」若菜母はそう言って、さらに足を早め、前を歩く母子に、かくさーん、と声をかける。子供の方はすぐに振り向いたが、その母親は、すぐには振り返らなかった。もしかしたら人違いなのではないかと、若菜と父親は不安に思った。若菜の母が、すぐ側まで行って、再度名前を呼ぶと、郭の母親は、ゆっくりと振り返る。そこで、若菜母は自己紹介をし、郭母もそれに倣う。若菜母と父が「よろしくお願いします」と言うと、郭母が、「こちらこそ」と答え、郭も「よろしくお願いします」と礼儀正しく言った。若菜母が、あんたも言いなさい、という思いで、若菜の肩を叩くが、若菜は軽く頷いただけだった。「遅れそうじゃないですか!?」と思い出したように慌てる若菜母に、郭母は、微笑むだけで、焦る様子がない。郭は、何を考えてるのか分からない顔をしている。入学式なのに、期待も不安も緊張も感じてないような雰囲気。 (こいつも、こいつのおかあさんも、なんかいやなかんじだ) と若菜は思っていた。
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