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2004年07月19日(月)
 飛騨高山で喰いましょう【其の三】。

日記の日付は19日ですが、ようやく17日夕方の出来事を綴ろうとしております。
ちなみにこの日記を書いている実際の日付は25日の昼下がり。
のろのろ更新にも限度があるってもんですが、連日出勤連日ヨーカドー駆け込み帰宅の為お許し下さい。嗚呼、今日はやっとこさ公休日です(マジ泣)。

さて、駐車場にてヨダレまみれのシェスタを楽しみ、隣接するスーパーで本日3回目の大を済ませた私達は(3回もしたのはオレだけですが)、今晩お世話になるお宿へと向いました。


高山は街並みに合わせているのか、低価格でこじんまりしたお宿が多く、私達がお世話になった「清龍」も民宿に毛が生えたような小さなお宿でした。
ネット検索により宿泊を決定したのですが、サイト内に掲載されている画像と実際目に入ってきた物体とのギャップに腰を抜かしそうになり、到着早々、ふたり声を揃えてこう叫びました。

ボロぉおおおおおーーーーー!!!!!!

まあここだけでなく、どのお宿もサイトで見たものよりはるかにボロでしたけどね。
宿がボロだったから言うワケではないのですが、これから飛騨高山の旅をお考えの方がいらっしゃいましたら、是非宿はビジネスホテルかシティホテルをお奨めします。
徒歩圏内にこれだけ食べ物屋の数も種類も豊富な街ですので、温泉宿の晩ご飯を食べるなんてもったいないのです。(私達がそれに気がついた時にはキャンセル料が発生する時期になっていたので断念したのですが。)
街の灯りが消える時間がちょっと早いようではあるものの、きっちり計画さえ立てておけば外での食事で充分楽しめると思います。
また、どうしても温泉をとお考えであれば、平湯か下呂への宿泊をお奨めします。
いつもなら喜び勇んで楽しむ一泊5回入浴も、無色透明でホントに温泉なのかと首を傾げそうな普通の湯、そしてたった1つの狭い浴室にも魅力を感じることができず、珍しく温泉2回、客室風呂1回の入浴で終ってしまいました。

さて、宿に入った私達。
外観ほど内装はボロではなくちょっと一安心。
フロント係や仲居さん達もみな明るく親切で温かくてこれまた一安心。
予約した和洋室のお部屋へ案内され、お茶とお菓子を食べ、ひとっぷろ浴びて、塩せんべい食べて、テレビを見て、ピッカラ食べて、明日の観光(と言う名の食べ歩き)の計画立てて、それでも夕食までたっぷり2時間。
で、私達が何をしたかと言うと、それが当たり前のように無言で浴衣を脱ぎ捨て、パジャマに着替え、目覚ましを6時半にセットし、お布団に潜り込んでクカァーっと眠りこけました。
何しろ眠たくて眠たくて、和洋室をチョイスしてホント良かったです。

目覚ましの音で目を覚ますと夕食まであと30分。
あれだけ食べたのでお腹はきっと空かないだろうと思いきや、思いっきりペコペコな自分の腹具合に少しだけ恐ろしくなったのですが、Kちゃんも同様とのこと。さすが心の友ですね。ええ。


そんなワケでお待ちかねの夕食です。
夕食はお部屋にてパジャマ姿でいただきました。

山菜、川魚、飛騨牛を使ったお料理。
豪華さはありませんが、どのお皿もご飯がもりもり食べたくなるようなお味でございました。

まずは前菜。
こごみ、姫筍、ワサビの葉などの山の幸のお浸しや佃煮、海の幸はホタルイカの沖付け。
冷酒は玉の井。
サラリとした喉ごしで食事が進む進む。

右端にあった笹巻きを開けてみると、なんとお寿司でした。
キルは漬物寿司をクリアした!
ガイドブックに載っていたお寿司屋さんで食べる漬物寿司とはちょっと違うものの、酢飯に大根の漬物を乗っけた甘酸っぱい笹寿司。
なかなか美味しかったです。


寄せ豆腐と茶碗蒸し。
特にコメントはありません。



そして山菜とろろ蕎麦。
キルは飛騨そばをクリアした!
ざる蕎麦ではないのでちょっと反則気味ではありますが、温かいおつゆにワラビ、とろろ、うずらの卵が入ったこのお蕎麦、これがなかなか美味でございました。

次に飛騨牛の味噌焼き。
別注料理で何か飛騨牛をとも思ったのですが、美味しい飛騨牛は明日専門店でガッツリ食べることにして今夜は我慢しますた。
が、これが大正解!すんげぇー不味い肉だったんですよ、奥さん。
そうね、いつだったか某百貨店にある某ステーキ屋三○屋で食べたランチのステーキに負けず劣らず不味かったです。
昼間に食べた牛串の方が100倍は美味しかったし、肉より周りの味噌のが美味しいくらいなので(味噌舐めながら冷酒飲んだらすんげーうめぇーのっ!)、こんなとこで注文しなくてホント良かったと言いますか、Kちゃん、あの時阻止してくれてホントありがとう!(握り拳に親指立てて)

続いて川魚の蒸し焼き。
キルは鮎をクリアした!
・・・・・と思ったら間違いだった。

やったぁー!鮎だぁー!と思いきや、飛騨名産の天女魚(あまご)だったのですこれが。

ところがとっても美味しいの。身をほぐしてみると、食べやすいようにと骨が全て外してあり、内臓のかわりにはもろみ味噌が入っている細やかさ。お酒の肴には最適で、添えてあった筍焼きがこれまた甘くて美味でした。

そして、夕飯の中で一番美味しかったのがなんとこの漬物ステーキ。
最初見た時には何これ?バカにしてんの?この旅館舐めてんべー!!
と怒りチックムードに突入しそうだったのですが、仲居さんの話しではこれも高山に古くからある料理だそうで。


食べ物がなかった昔はこうやって白菜や水菜の漬物をバターで焼いて卵で閉じておかかやネギを乗っけて食べるのがご馳走だったそうです。
まあ話のタネに食べてみて下さいと言われ、期待もせずに食べたものの、これがなんとも言えず美味しいのです。
漬物の塩分とバターの甘みがいい具合に絡み合って、卵をかけることで更にまろやかになって。
つまり、オムレツにバターで炒めた白菜漬け入れても美味しいってことですよね?
ふっふっふ、近い将来試す可能性大!


そしてご飯(画像なし)お吸い物。
  デザートのチーズ風味のムース。



お吸い物の中に入っている餅みたいな歯ごたえで蒲鉾みたいな味のするこの黄色い物体はなんて名前ですか?
名前が分からないのでいつも「消しゴム」と呼んでいます。
オレ消しゴム大好きです。






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再度温泉に入り、喉が渇いたらどうぞと仲居さんが持って来てくれた氷入りの温泉水をゴクゴク飲み、本日4回目の大を済ませ、長い一日が終りました。



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