これを書いているのは4月29日の話。
私はビョークという人にかなり興味があり、でもアルバムは『Bjork greatest hits』という一枚しか持っていない。 あの有名な映画も、あまりの絶望的な感じに一回しか観ていない。 (もしかしたら裏返しの希望を描いていたのかもしれないが。) ライブビデオも欲しい欲しいと思いながら、一回だけ友人H夫妻の家で観た ことがあるくらいで、自分ではひとつも持ってない程度なのだが。
でも、ビョークについては、よしもとばななさんも、たぶん武内享氏も かなり好きなんじゃ? という匂いがあるので、勝手に何かを感じたり していた。通じるもの、ここには何かある、という感じと言うか。
そして最近、どうにもビョークが聴きたい感じがあって、家でネットして いる時に、よく後ろで、『greatest hits』を流したりしていた。 特に2〜4曲目、“ハイパー・バラッド”から“ヨーガ”までの流れが 好きな私だが。
2曲目の“ハイパー・バラッド”。 かわいくて透明感あって、でもちょっと怖い。歌ってる人は何かの魔力を 持っているんじゃないかと思わせる。聴いていると、なんか本当に外国の、 寒い所にある高い山と、透明度高い湖みたいな、雪と氷と光と花、みたいな イメージを喚起させる。 そしてかわいさを感じる裏側で、なんだかわからない怖さ、実はすごく深い 何かがある。と思わせる。
3曲目は“ヒューマン・ビヘイヴィアー”。 とても耳につくメロディーで、「人間の行動」というものについて歌う。 なんか、ちょっとキテる意見かもしれないが、宇宙的なんだよね。この人の 歌って。不思議で、艶があって、でもユニセックスな感じもあり、どこかに 感情を置いてきちゃった? って風にも思うし、でもその反面、何かつき 破るような野蛮さ、激しさも併せ持っている。 だから興味をひかれてやまないんだと思う。 静と動、優しさと殺意、そういう対極のものを聴いていて感じて、胸の奥を 強くゆさぶられる。
そして4曲目“ヨーガ”。 この歌がいちばん好きだ。 暗くて、深い河みたいな、夜の海みたいなイメージ。 あるいは星空? なにか大きなものとつながっている? そしてその歌詞。 起こったことは全部つながっている、っていうのも本当。 偶然にはわけがあるっていうのも、本当だと思う。 “You don't have to speak, I feel”とか、わかりすぎて胸が痛む。 そういうのが恋の醍醐味? 別にこの歌は恋を歌っている訳ではないのか? そしてサビの、“How beautiful to be!”とかね! 本当、胸が痛いよ。 そんな気持ちを感じるようになるなんて、夢にも思わなかった。 それは成長なのかなんなのか、自分ではわからないが。
やっぱり今度、ライブビデオ買おう。そうしよう。
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