日記

2002年05月14日(火) 正しい心。

この前、友達の日記を読んでいたら、そこに、私も結構好きな、たなかひろあき
くんのことについて触れてあった。
友達が、ふと呟いたことに対して、ひろあきくんが、
「(死ぬより)生きてた方がいいよ。絶対」って言った。って。それも即座に。
私はそれを読んで、読んだ瞬間、こう思った。即座にそういうことを、だれか
に言ってあげられるひろあきくんという人に対して。

ああ、やっぱり、ひろあきくんは、えらいなあ。
でも、ツライなあ。って。
なぜか、なんだかその言葉、ものすごいツラさと背中合わせな感じする。って。

私は、かなり自分がかわいいので、こっちの道が世間的に絶対正しいということ
がわかっていながら、逆の方向に進んでしまったとか、こっちが正しいってこと
はわかってて、でも私はこう思うからこんなこと言っちゃった、ということが
割とある。

思い出せば高校のとき。私は弓道部に所属していた。
3年の6月は、高校総体。それに向かって一生懸命練習していた4月末頃。
部活のときに、当時、男子の副部長をしていた友達が、5月にある体育祭の
実行委員になった。と言った。
「誰もならないから、頼まれたのもあったし、しょうがないけん、俺がやる
って言った」って。
うちの高校は、3年の体育祭と言えば“仮装”という3年生のクラス対抗の
大イベント(?)があり、それもあって実行委員はものすごーく大変。という
のは、誰でもわかってたことだった。大変だからやりたくない。というのも、
大多数の意見だったんじゃないかと思う。
ところが、それをやると言うのだ。総体前のこの時期に。
私は、それを聞いて、聞いた瞬間、もう、ものすごーく頭に来て。
もう、めちゃめちゃ頭に来て。
だって、私にとっては、あの楽しかった弓道部、その総決算だった3年の
高校総体というのが、何よりいちばん大事だったからだ。

そして、その子は、いっつもその性格の良さ、まがったことをしない真っ直な
感じとか優しいところとかで、皆が皆その子を好きで、きっとその子を嫌う人
なんか、ほとんどいないよ。ってくらい、本当に皆から好かれてた人だった。

でも、だから私は余計に頭に来たとも言える。
言われた瞬間に思ったのだ。
なんでそんな、自分のことより、人のことばっか考えて。
いつもいつもいつも! って。
大変になるのわかってるのに、バカなんじゃないの?って。
もう、悲しいのと同じくらいの気持ちで、頭来た!って思った。
そう思って、「なんで?」って聞かずにいられなかった。
「なんでそんなの、断ればいいじゃん! 私たち総体前なのに!」って。
そう、言わずにいられなかった。
そして、言った瞬間、凍る空気。である。
次の瞬間、はっきり言われた。
「いや、森○(←私の本名)、それはいかん。」って。
「そんなことしたらダメだ」って、真っ向からそう言われた。
まあ、彼にとってみれば当たり前の話だったんだと思う。そして、総体を
大事だと思う気持ちは、彼だって同じだったのだ。大切だって思う気持ちに、
優劣なんかなかったのだ。だから向こうも、カチンと来たんだろう。今思うと。
でも、それを言われた私は、そりゃあショックでね!笑(大体、今でもそのこと
を覚えてるくらいだから、本当にショックだったと思われる。笑)
この優しい人に嫌われた?と思ったのも結構ショックだし、皆の前で怒られて
否定されたこともショックだし。って感じだった。

でも、今でも同じ場面に戻ったら、絶対に私は同じことを言うと思うのだ。

なんで、ひろあきくんの話から、その高校の同級生の話になったかと言うと、
なんか、どこか似てるのだ。ひろあきくんと、その彼が。
最初にひろあきくんの写真を友達から見せてもらったときに、外見がちょっと
似てる。って思ってびっくりした。でも、外見だけじゃなく、その正しさ、
基本的なものの考え方、みたいなものが、今はどうだか知らないけど、当時の
その同級生とひろあきくんは、ものすごく通じるんだよなあ。って思う。

そして、今も、割と自分のことばっかりで、あんまり人のことを考えてあげ
られない、ちょっとずるい所もある私とかから見ると、そのあんまりキレイな
ところが、正しいところが、ああ、ツライだろうなあ!そういう風に生きてくの!
って。そういう風に思っちゃうのだ。
それが失礼なんだとしても。
どうーしても、そんな風に思っちゃうのだ。そして↑このエピソードを思い
出しちゃったりする。

でも、最近になって思うことに。
「真実は、たったひとつしかないのです。」
まだ子供だった頃の私は、たしかにそんな風に思っていた。
でも、年を取るごとにわかってきたりする。気付かされたりする。
真実はひとつなんかじゃないってことに。
人それぞれ、考え方の数の分だけ、それはある。ってことに。

そして、そういうことをつらつら考えつづけていると。
チェッカーズの解散さえ、きっとあの7人の、それぞれの真実っていうモノが
きっとあって、誰が悪かったとか、誰が正しくて誰が間違ってたとか、そういう
ことは言えないんじゃないかって。
そういう風にさえ、思ってしまう。のだった。
まあ、勿論、主観的に、あの人が悪かったのでは?とか、どうしても思って
しまう部分はあるにしても。ね。


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