日記

2002年04月29日(月) 天国までの百マイル(by F-BLOOD<藤井フミヤ・藤井尚之)

天国までの百マイル。
浅田次郎の原作で。時任三郎主演で、ちょっと前に映画化された。
その主題歌を、フミヤくんと尚ちゃんが、それぞれ別々に歌っている。
兄は、F-BLOODで発売されたシングルとして。
尚ちゃんは、サントラ『天国までの百マイル』のラストを飾る曲として。

切なく熱く歌いあげるフミヤくんに対して、尚ちゃんは、レゲエ風にアレンジ
したこの曲を、ただ淡々と、本当にただ淡々と歌っている。

この2曲の比較を友人KさんのBBSで書いていた方がいて(T姉さん!
姉さんのことですよー!笑)、思わずそれに触発されて聴いてみた。
聴いてみたのだが。

そうなのだ。
そこにも書いてあったけれど、フミヤくんという人は、完全に終わってしまった、
過去について歌っている感じがする。すごくする。
だから、あんなにも、より一層胸に迫って聴こえてくる気がする。
私は、兄バージョンのこの曲を初めて聴いたとき、どうしても兄ファンな私は
やっぱり、尚ちゃんもイイけど、やっぱり私は兄バージョンが好きだなあ。
だってフミヤくんのこの声が!! って思って、その上、
「やっぱりフミヤくんは他の誰ともちがう」と思い、思わず涙してしまった
ほどでしたが。

でも尚ちゃんは。
過去のもの、という風に聴こえないのだ。
今を歌ってる。と書いてあり、「ああ、わかる。」って思った。
なんで違うんだろう? 歌い方のちがい、と言ったらそれまでだが、
いつも自分のことを常に頭に置いているフミヤくんと、他人のことを考えてる
尚ちゃん。そういうイメージを、私が勝手に抱いているんだろうか?
そしてこういう風に思うことも、暴言の一種になってしまうだろうか。
でも、良くも悪くもフミヤくんにはそういう所はあると思うし、逆にあの人は
常に自分のことを考えてないといけない、ちらっとでも頭に置いてないといけ
ない場所にいる。世間的に、立場的に。
そしてそれは、ものすごく、悲しいことだ。という風にも思う。
そのことを考えると、もうどうしていいかわかんないって気もする。
ただ、尚ちゃんは。

君のことが。
今も忘れられなくて、今も君が好きだよ。大好きだよ。戻れるものなら
戻れたらいいのに。

尚ちゃんバージョンの“天国までの百マイル”を聴いていて、なんだか
尚ちゃんが、そういう風に話す声が、聴こえてくるような気さえするのだ。
それはそれで、なんて切ないことだろう?
(いや、完全に妄想入ってると言われても、否定はできないのだが。^^;)
淡々とした尚ちゃんのボーカル、その裏で、切ないほどの、そういうどうしよう
もない気持ちが見え隠れする。って。
そんな感じがするのです。
逆にフミヤくんは、もう絶対に戻れないから悲しい、過去の1シーンとして
君のことを思い出すよ。好きだったよ。幸せでいてね。って、そんな風に
歌ってる気がするのね。
その、どっちがいいとか悪いとか、そういう話じゃないのだが。

でも、なんだか、尚ちゃんの歌の良さはそういう所にあるなあ!って思う。
前に私は尚曲に対して、水みたいな。っていう風に書いたことがあるのだが、
なんかすーっと胸に沁みてくるっていうか、そういう感じがするんだよね。
それに対して、兄の歌のことを、太陽みたい。って書いたけど、フミヤくん
は、もうあんまり光っててきらきらしてて、イマイチ体力ない時には、ちょっと
聴けないときもある。ってくらいだ。(いや、限りなく私的には!)
でもまあ、ケースバイケースで、フミヤくんの歌を弱ってる時に聴いて、
助けられたってときもモチロンあるんだけどさ。ははは。

でも、ね、そんなことないですか?<尚派な皆様。
尚ちゃんの曲って、なんか水みたいに心にしみる。って。
そんなこと思うの、私だけ? かなあ?


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