しむちゃんのつれづれ日記
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2003年11月22日(土) NHKが政府批判?

なんでこの時期に「地獄の黙示録」なんでしょうか。
BS2で21時から完全版として放送していました。

NHKはアメリカの醜態を晒したいのでしょうか。
これは映画ですから事実ではありませんが、ベトナムにおけるアメリカの行動を
モデル化した映画であることは間違いないので、必ずしも事実とかけ離れた内容
であるとはいえません。とすれば、イラクにおけるアメリカの行動への抗議とも
受け止められかねません。こう思うのは自分だけでしょうか。

この「地獄の黙示録」では変なところで日本語が使われています。
例えば、”すきやき”とか”さよなら”とか。
ベトナムも日本も所詮アメリカからすれば同じってことですか。

地獄の黙示録は70年代後半に作られたベトナム戦争映画の草分け。
その後、「プラトゥーン」「フルメタル・ジャケット」「ハンバーガー・ヒル」
などが出てきました。(というか、それぐらいしか知らない。)

ベトナムを題材とした映画は他にもたくさん作られたようですが、戦争の意味、
ベトナムの意味を知らない我々にとっては、湾岸戦争のようなバーチャルなもの
としか受け止められません。イラク戦争も然りです。

でも映画では問題提起をしてくれます。
例えばこの「地獄の黙示録」での会話で、
「フランス人は自分の土地を守るために戦っているが、アメリカは何のために
戦っているのか。無意味な戦争だ。」
それなのにアメリカ人を支持する。

この「何のために」というのが重い言葉で、アメリカは今でも西部劇の世界に
浸っているのかと言っているかのようです。アメリカの言う自由主義圏の拡大を
実現したいがために、社会も思想も違う国をアメリカナイズしているかのよう。

オレを守るためにオレに介入するヤツは許さない、というのと、オレを守るために
オマエのところに出向いて叩き潰す、というのでは大きな違いです。

アメリカが戦争を起こす本質は「恐怖」です。
自分を倒しかねない脅威に対する恐怖です。
カーツ大佐もウィラード大尉もセリフで言っていますが、「恐怖」です。

時代が恐怖なのではなくて、恐怖を作り出している自身が恐怖なのです。
個人レベルでも国家レベルでも。その恐怖を排除するために自身を殺してしまう
わけにはいかないから、恐怖となるその相手を排除することになります。

日本のイラク戦争に対する姿勢はどうでしょうか。
アメリカと同じレベルで戦争加担の動機とできるでしょうか。
後始末だから援助すべきだと言えるでしょうか。

直接的な表現をできないNHKとしては見事と言いましょうかね。
ちょっとした災害予防ともとれなくはないですけど。テロの危険は日本にも及んで
いるようですから、対岸の火事と他人事のように思っている日本人に対して意識を
植え付けるためにもね。というか、興味のない人はそもそも見ていないか。

それよりも、ラグビーのワールドカップ決勝。イングランド対オーストラリア。
今回5回目のワールドカップ。ラグビー発祥の地イングランドの優勝で幕引き。
ようやく北半球に優勝をもたらしました。

はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)


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