| 2003年11月02日(日) |
選挙期間中はわれわれが政治を考えるいい機会 |
「小泉総裁・安倍幹事長があなたの街にやってくる」
ということで自民党のHPにあるのは知っていましたが、選挙事務所の宣伝カーが ウチの前の道路を走っていまして、明日(11/3)17:30に清瀬駅前に来る と言っておりまして、改めて自民党のHPを見ました。
今日の17:00には安倍幹事長が所沢駅に来ていたんですねぇ。 見逃していました。
今日・明日は総裁と幹事長で東京・千葉・埼玉を遊説しているようです。 休日に都心とその周辺(神奈川はすで終わり)を回るのは常套手段ですが、今年は どうなんでしょうか。聞きに来る人がどの程度のものなのでしょうか。 でもこの件については、とにかく現場を見てみて話をしましょう。
テレビで見ている小泉純一郎がそのまんまにガラ声で叫ぶんでしょうか。 彼は理念型の政治家ですから具体的な政策を訴えるとは思っていませんし、具体的 な政策は他の人が言えばいいと思っています。
小泉純一郎の理念と国民の感性が同じベクトルを向かうかどうか。 嵐のように政策を並べ立てても、聞いている国民はそのうちのひとつかふたつ位 しか関心がないから、本当に大事だと思うことだけを訴えてくれればいいと思い ます。それが聞いている側のどれだけの心に響くかです。 やはり選挙は昔ながらのやり方になってしまうんでしょうね。
そこにマニフェストというイギリスの手法をもって結果責任を問うことに国民の 関心を向けようと北川氏を始めとした政治アドバイザーと呼ばれる人たちが叫んで いる方式に民主党が乗っかって、他の政党も無視することができなくなったことは 大いに結構。
しかし、細かい議論になればなるほど国民はそれについていけなくなって、結局は 感覚として自分たちをどうしてくれるのかというところに行きついてしまいます。 細かい議論をするのは、繰り返しますが、大いに結構。むしろするべきです。 細かい議論をするからこそ、それぞれの政党の考えも細かく知ることができるし、 我々も判断材料とすることができます。
ですから、今年から始まったマニフェストを我々も勉強して、この政党は自分が 求めることをしてくれると言っているのかそうでないのか。そのあたりの判断が できるように勉強しなくてはなりません。マニフェストとは政治家にだけ課した 責任追及ではないわけです。国民がそれを理解し、選挙後にマニフェストにある 項目を政党がきちんと実行しているかチェックをする必要があるんです。
理解していようがしていまいが政治は勝手に進んでしまいますが、理解することを 面倒がって都合のいい時だけ文句をつけるのはそれこそ身勝手です。結果的には 自分の首を絞めてしまう結果になります。政治家は都合のいいように国民の声を 「利用」しますから、表面的にはいい人のように見えますが、それがどういう 結果を生じるのかを理解していなくてはなりません。
政治を行うためには何をするにしてもお金がついて回ります。 そのお金をどこから調達するかが政治家の役目です。
国を動かすためには国の懐から配分してもらわなければなりませんから、これは 国民の税金と国の借金。国の借金はいずれ国民が返済しなければならない性格の お金ですから、結局は税金をもって返済することになります。国の借金が増えると いうことは、税金が高くなるということです。だからやみくもに国民が欲する ことを実行しようとする人はお金のムダ遣いを気にしていないことと同じであり、 後の税金増を要求していることと同じです。
このような議論をしていると、恐らく水掛け論になってしまうでしょう。 景気を良くすれば税収も上がるから借金を恐れるなってね。
でも、それをやった失敗がバブル崩壊後に実証されていることを忘れてしまって います。一時的な回復しかできなかったことは、景気対策としてお金を突っ込む ことがバブル崩壊の対処法ではなかったことで証明されています。
戦後ずっと右肩上がりの経済で隠れてしまっていたところがあるのです。 量的な拡大では通用しなくなった経済の実態があるわけです。腐った何かがあるん です。政治家、国や自治体、そしてその関係団体。民間もしかり。
民間が先行して辛い目にあって努力しているんですから、次に政治家や国、自治体、 その関係団体も同様に辛い目にあわなくてはならないんです。全ての立場の人々が ドブさらいをして始めて苦しい中で生き残る知恵が出てきます。
誰だって辛い目にはあいたくありません。しかし辛くならないような仕組みを しっかり作り上げていることが非効率を生み出しているのですから、その仕組みを 崩して本来あるべき姿に戻そうというのが構造改革。壊すと言っているのは元に 戻すということなんです。甘えの構造に慣れてしまっているから、元に戻そうと すると辛いと感じるんです。
過去の清算をする時は誰かが辛い目に会わなくてはなりません。 これを逃れていて積み上がったからこそ今になって全体が痛い目にあわなくては ならなくなりました。その時々に小さな痛みを味わっていれば大きな問題には ならずに済んだと思います。
国民ひとりひとりがそうであり、国政を預かっていた国会議員がそうであり、 地方自治体も政府関係団体も役所もそうです。みながそれぞれ自身を守るために 仕組みを作り上げてきたのです。
そういったしがらみを捨てて元に戻れるかどうか。 経済回復のカギはそこにあると思います。ですからしがらみを捨てることなしに 経済回復はあり得ない、というのが自分の主張したいところです。
現状をいかに回復するかに捕われて目先のことを考える前に、あるべき姿に立ち 戻る。その作業を今していると考えれば、構造改革は当たり前のことをしている ことになります。改革・破壊と言えば抵抗あるなら、あるべき姿に立ち戻る、と 言い換えましょう。
経済回復のことを言うのなら、何が問題で今のような状況になったのか。それを 冷静に分析してこそ対策が打てるというもの。分析なくしてやみくもに手を打って いるように思えるのは自分だけでしょうか。共産党や社会党の言うことは無視する としても、民主党ですらその点に言及していないように思えます。過去の清算を 今しているんだよと言っているのは小泉内閣だけです。避けて通れないことです。
これを避けて他の手法を講じても将来の負担を増やすことは明白です。 もし将来を案じるのなら、どう考えても多くの人が批判している自民党の政策に ならざるを得ません。現実に即した政策ですからね。できることとそうでない ことをきちんとわきまえています。やらなきゃいけないこととやれることとは 違います。
自民党の内部にはまだまだいろんな勢力が存在しますから、自民党の政策が 議員すべての考えとは言えないでしょうが、それを恐れずに自民党を変えて いこうとしている小泉首相をこき下ろすのは国民にとって得策ではありません。 名前は同じでも中身は違う自民党に変えているわけですから、その移行期として いろいろな問題が生じてしまうのは仕方のないことです。時間もかかります。
従来触れてこなかったことに敢えて触れてきているわけですから、それらを 変えるには時間を要します。それらを小泉首相在任中に種をまいて、その後に 芽を出させる作業をしているのです。恐らくいい結果が出るのは小泉首相の任期が 切れた後でしょう。いいところは後任の人が持っていくわけです。彼が在任中は 批判されるだけです。そういうことから逃げないでオレに任せろと言っている 小泉首相を変えても、旧態依然の自民党や官僚がムクムクと起き上がってくる だけです。ですから、小泉自民党を生かし、小泉首相に十分仕事をしてもらって、 その結果、われわれがよりよい生活を確保すればいいのであって、今を嘆いて 小泉内閣打倒に走ってもいいことはありません。
意見をタラタラ言ってきましたが、要は将来われわれの生活を守ってくれるのかを きちんと考えている人に投票しましょう、そういうことを言いたいわけです。
何も考えずに流れに任せて投票するなら意味がないですよ、と。 いいことばかりを並び立てている人に限ってわれわれを不幸にする政策の持ち主で あることを見抜きましょう、と。
ま、そんなとこです。
※11/7 小泉純一郎首相の誤字を修正しました。兼松さんありがとう。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
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