| 2003年10月24日(金) |
ひとつの意見ではありますが・・・ |
街の声を紹介してみます。
「ムダな公共投資を止めて年金や医療といった福祉に回して欲しい。 そういった観点で今度の衆議院選挙は投票します。」
さて、どうでしょう。違和感なくすっと受け入れられますか? もし受け入れられるのなら自民党以外の政党を支持することになります。
どういうことかっていうと、財政は緊縮せずに使い先を変えろ、ということ。 この考えには非常に難しい問題をはらんでおりまして、前述の街の声にある、 ”年金や医療に回す”という声の意味ですが、これは受益者側に回せと言って いると考えられます。要するに負担を減らせということ。(だと思います)
もしそうではなくて、充実して欲しいということであれば、雇用の確保を 意味していますので、土木建築でなく、福祉に携わる人・企業へ補助金を 出すということになります。年金であれば、出すものは出すから給付額は 減らさず確保してくれ、ということになります。
これらのどこが問題かというと、支出を変えないということ。 つまり財政の支出面を確保することだけを要求して、収入面に触れないので、 いつまでたっても財政難は続くし、破綻のリスクを徐々に増やしていきます。
さらに”ムダな公共投資は止める”とはどういうことかというと、要するに リストラです。雇用を剥奪することです。つまり失業者を増やすことです。 そうなると必然的に失業保険は増加し、それだけで支出は増えるのです。 だから街の声が求めていたように年金や医療へ回したならば、失業保険分が 支出増になります。国の借金がますます増えていきます。
つまり、街の声はお金を使う優先順位を変えろということであって、経済を 活性化して収入を増やしてくれということではありません。インフラはもう いらないから、個人の納税・保険料が個人のフトコロに戻ってくるように してくれ、ということです。国民にやさしい路線を取ってくれということ。
本気で言っているのかと疑いたくなります。 この手の街の声が多くないことを祈るばかりです。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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