『日々の映像』

2006年08月25日(金) 埼玉;中1兄が放火「両親困らせたかった」

 昔から放火はあった。しかし、動機は「もとの勤め先に対する恨みから」「むしゃくしゃしていたので放火」など一般的であった。最近は少年が親を困らせるために放火するという信じられない事件が発生している。昨日と今日にかけて2件の事件が報道されている。1件は大阪市の中学2年の女子生徒(13)放火。2階建て住宅2階部分の壁などを燃やし、約1時間半後に鎮火しけが人はなかった「自分で火を付けた」と供述している。

 深刻なのは埼玉県吉川市の事件である。新聞販売店従業員の男性(35)方が全焼し、焼け跡から小学6年の二男(12)の遺体が見つるという事件が発生している。調べによると「長男は23日午後10時半ごろ、自宅2階の自室押し入れ内で、液体蚊取り器の芯(しん)の上にマッチの火薬部分をのせ、さらに新聞紙や教科書などを置き蚊取り器の熱で着火させ、木造2階建て住宅135平方メートルを全焼させた」〈8月25日・毎日から〉のだ。この火事で2階寝ていた二男が焼死した。

 警察は「児童自立支援施設への入所が相当」との意見を付け、長男は児童相談所に預けられた。長男は「父のしつけが厳しく、母も冷たかった。以前から家を燃やして両親を困らせてやりたいと思っていた」と放火を認めているという。長男は男性と離婚した前の妻との間に生まれた。他の3人の子は現在の妻の子だった。「母も冷たかった・・・」という供述は恐らく真実なのだろう。愛情不足がこのような放火に至ったと捉えるしかない。子どもを持つ親にとっては、衝撃的な事件である。

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石田ふたみ