| 2006年08月20日(日) |
生活保護費を着服した役人:3年で20人も懲戒免職処分 |
8月18日生活保護費が削減されていくことを書いた。社会の出来事の中で生活保護費を受けなければならない人たちの激増は、日本の社会の傾向を占い意味で重要なテーマであると思う。よって、これらに関する情報を加筆しておきたい。身近に生活保護を想定している高齢者がいる。しかし、18日に書いたように、生活保護の支給額〈家賃部分を除く〉8万820円から約6万円余りまで削減する方針なのだ。フランスは65歳以上で自立して生活できない人に支給される生活保護費な日本円で5万円なので、日本も類似して水準になると思われる。
生活保護世帯数は、厚生労働省が月ごとに集計して発表。4月から翌年3月までの 年度平均は、毎年6月ごろ公表している。05年度の生活保護世帯は、景気回復基調が続いているにもかかわらず、4月以降も増え続け、最新データは11月分の104万8661世帯(約148万人)となっている。この世帯〈人数〉は1995年度の約1.6倍に増えているのである。詳しくはここでは省略するが、生活保護の受給者が148万人とは100人中1.2人が生活保護を受けている。この生活保護世帯は増加することがあっても減少することはないと思われる。
言うまでもなく生活保護費は税金の支給なのである。生活保護費を着服した役人が3年で20人も懲戒免職処分になっているというから驚く。朝日新聞が調べたところ、「03年から3年余りで、保護費の着服・詐取などで懲戒免職処分となった職員は少なくとも20人を超えた」(8月18日・朝日から)という。ぎ行政側の言い訳は「受給者数の急増に自治体の対応が追いつかず、後手になりがちだ」という。懲戒処分になった事例を少々書き出しておこう。 1、神奈川県厚木市で今年4月、保護費計約4150万円を架空請求して詐取を続けていたとして、職員が懲戒免職処分になった。 2、京都市では7月、生活保護受給者への臨時の支給金41万円を水増し請求したとして、元ケースワーカーが詐欺容疑で京都府警に逮捕された。 3、京都市では保護費など492万円を着服したとして別のケースワーカーを市が業務上横領容疑で告発する。 などなどである。懲戒免職処分になった20人は、これからどのようにして、生活していくのだろう。生活保護費をごまかすなどは余りにも情けない行為といわねばならない。
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