| 2006年08月08日(火) |
餓死者を出しても国家のメンツを優先か |
7月14〜16日に北朝鮮を襲った集中豪雨の被害の報道が続いているが真実の実態はわからない。在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)機関紙・朝鮮新報(電子版)は、北朝鮮を襲った集中豪雨により、549人が死亡、295人が行方不明になったと伝えている。
韓国の民間団体が「死者・行方不明者は1万人に達する」(8月5日の毎日新聞)との見解を示す一方、中国の関係筋には「2万人を超える」との情報も伝えている。インフラがまひして復旧作業は進まないうえ、伝染病の懸念もあり、被害はさらに拡大するのは必至なのだろう。
韓国の対北朝鮮人権団体「良き友達」の報告によると、「北朝鮮全域での死亡・行方不明は1万人に達し、被災者は130万〜150万人に上ると推算される」などの断片的な惨状も伝えられている。ここに至っても北朝鮮政府の公式発表はないのである。
北朝鮮は国際社会に要請しないどころか、世界食糧計画(WFP)や韓国赤十字社による支援申し出も拒否している。北京の西側外交筋は「ミサイル問題で国際社会との対立を深めている中で人道支援を受け入れれば国家の体面が傷つく」という見方なのだ。130万〜150万人の被災者が餓死の瀬戸際の追い込まれていても、国家のメンツを優先させるのだろうか。放置された一般市民が哀れだ。
個人でも国家でも物の考え方が最も重要だと思う。中国遼寧省に駐在する北朝鮮の丹東民族経済協力委員会代表部のキム代表は4日、聯合ニュースの電話取材に対し「いま最も必要なものは食糧問題を解決することで、特にコメが必要だ。服は何日着ても構わないが、食糧問題はすぐに解決しなければ飢えるしかない」と話したという。
韓国政府に対しては、「政治目的ではなく、真に助けたいというものなら受け取れない理由はない」との思考なのである。「助けたいというものなら受け取れない理由はない」こんな言い草で援助を求める思考は日本では全く受け入れられないだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060804-00000026-yonh-int http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060805-00000025-mai-int http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000016-yonh-int
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