『日々の映像』

2006年08月04日(金) 年金保険料の不正事例は38万件…社保庁最終報告書

 社会は『信なくば立たず』という言葉があるように「信」が重要な柱となっている。この「信」の根本が崩れた典型的な事件が、社会保険庁の年金保険料の不正事例であった。社会保険庁は3日、全国調査の最終報告書を公表した。これまで明らかになっていた事例とは別に、「納付率引き上げのために、不在者登録をする必要のない被保険者を不在者扱いにしていたケースなど約16万件の新たな不正事例が判明、最終的な不正事例は計38万5440件に達した」というから凄いものである。

 不正が新たに16万件以上も明らかになったのだ。これまでの判明分を含め、納付率アップ達成のために使われた不正免除は本庁が見過ごし続けたことで膨れ上がったのだ。納付率アップのために分母を不正にカットしていたのである。川崎二郎厚生労働相は3日、「同問題に関する社会保険庁の処分者が、停職を最高に、正規職員の1割以上に相当する1700〜1900人規模になるとの見通し」を示している。最高が停職程度の処分では効き目はないと思う。

 これだけコンピューターが発達している時代に約2万人の職員がいる社会保険庁は異常な集団といわねばならない。ともかく、国民年金法の定める理由に当てはまらないケースでも資格喪失の処理を行うなど、違法処理の「あの手この手」とはどういうことだ。行政の仕事でこれほどのずさんさは聞いたことがない。資格喪失の処理をされた16万人は、社会の片隅でどのように生きているのだろう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000015-yom-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000121-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000169-jij-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060706-00000254-kyodo-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060803-00000087-jij-soci
http://www.sia.go.jp/topics/2006/n0803.html


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石田ふたみ