『日々の映像』

2006年02月25日(土) ライブドアの命運(8)上場廃止は時間の問題 

 ライブドアの上場廃止は時間の問題となって来た。 東京地検特捜部は22日、決算を粉飾した有価証券報告書の虚偽記載の疑いで、前社長の堀江貴文容疑者(33)ら4人を再逮捕し、新たに取締役の熊谷史人容疑者(28)を逮捕した。東京証券取引所は今後、ライブドアについて上場廃止の手続きを進める見通しだ。若手経営者の代名詞として注目を集めた ライブドアの経営は、さらに厳しい状況に追い込まれた。
  
 ライブドアの株式総額は単体で7000億円を超えていた。株主は20万人もいたので、これらの人達の財産7000億円が紙切れになるのだ。調べによると、堀江前社長ら5人は、ライブドアの04年9月期の連結決算で約53億4700万円の粉飾をした疑いなのだ。約3億1300万円の経常損失が発生していたにもかかわらず、(1)売り上げ計上が認められない自社株の売却収入約37億6700万円を売上高に含め(2)子会社2社に対する架空売り上げ計15億8000万円を計上するなどして、経常利益を約50億3400万円とした有価証券報告書を提出したという。これでは上場廃止は決定的である。

 関係者によると、堀江前社長は特捜部の調べに対し、「粉飾はしていない」と否認。熊谷取締役は一部について事実関係を認め、宮内前取締役ら3人は粉飾全体について大筋で認めている。 これだけの証拠があるのに「粉飾はしていない」と否定する堀江前社長。ここまで来ると堀江前社長に重要な人間的な欠陥があるのでないかと思わざるを得ない。株価下落で損失を受けた株主が損害賠償を求める動きが出ている。堀江前社長は、法的な決着(刑期の終了)がついた後は、民事で被害者に追われる立場なのである。このことに理解が届いているのだろうか。
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癒しの森929                        2006年2月25日

          「女王の舞」感動の報道が続く

 トリノ冬季五輪のフィギュアスケート、日本フィギュア史上初めて五輪金メダリストになった女子の荒川静香が、24日夜に行われたエキシビションで「女王の舞」を披露した。イタリア紙スタンパは「氷上のプリンセス」と見出しを立てて荒川を報道していたという。ガゼッタ・デロ・スポルトも「東洋の女神」と称えた。冬季五輪で最も注目される種目の女王が、いかに価値あるものかの証明である。76年インスブルック五輪以来30年ぶりのメダルなしの危機にあった日本を救った。伊藤みどり以来14年ぶりのメダルを日本フィギュア界にもたらした。快挙に彩られた金メダルは、ほぼ完ぺきな演技で手に入れた。

 今季を最後に引退しプロに転向するという。
「これからは、アイスショーで滑っていけたら幸せ。1日でも長く、見たい、と言われるようなスケーターになれるように頑張りたい」。世界選手権、五輪。望み得る最高のタイトルを手に入れた氷上の美「表現者」は新たな人生の出発をする。

  ・氷上に 女体で表す 美の極致 フィギアの女王が 唯一メダルを

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石田ふたみ