| 2006年01月19日(木) |
ライブドアの命運(2)上場廃止の可能性 |
東京証券取引所の西室泰三会長は記者会見で、東証の新興企業向け市場(マザーズ)に上場しているライブドア、ライブドアマーケティングの株式について「上場規則への抵触が明らかな場合、上場廃止を決定せざるを得ない」と述べ、粉飾決算などの重大な不正行為が確認されれば、上場廃止を検討する考えを明らかにした。更に「現状程度の(ライブドアの情報)開示が続くようなら、何らかの対応を考えざるを得ない」と述べて、情報開示の側面からも、ライブドアの上場廃止を検討せざるを得ないとの考えを示唆している。 東証は、ライブドアに対し、20日までに事実関係を明らかにするよう文書で要請した。20日までに具体的な情報開示がない場合は、これを根拠に上場廃止になる可能性がある。ライブドアの命運はあと1〜2日なのかもしれない。 それにしてもライブドアの1件で日経平均株価が2日で1200円も下落することは異常で羊の群れ現象といわねばならない。東京証券取引所は18日、取引時間を20分残して全銘柄の取引を停止する異例の措置を取った。売買件数がふくらんで、システムがパンクする恐れが出てきたためだという。この醜態にたいして「個人投資家の取引が伸びるのに応じて処理能力を高めてきたというが、『注文に応じられない』と取引を止めるようでは国際的な市場ではない」(朝日社説から)と言う批判は当然のことであろう。 与謝野金融相は19日の閣議後の記者会見で「取引ができない取引所は存在価値すら疑われることを自覚して欲しい。今後惜しみなくシステムの信頼性と処理能力の向上をやってもらいたい」と、システム増強の遅れを批判した。東証の混乱は国際市場の看板が泣くといわねばならない。売買全面停止から一夜明けた今日の株式相場はほぼ全面高の展開になった。日経平均株価の上げ幅は一時300円を超え、株式市場は追って落ち着きを取り戻すのではないか。勝ち組の象徴であったライブドアは、ルールを甘く見た脇の甘さから奈落のそこに転落することは必至である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森892 2006年1月19日
魚を週8食、脳の老化も防ぐ効果が
青魚にはEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)という脂肪酸が含まれ、食べた人の血管を詰まりにくくする効果があることが知られている。日本医療栄養センターは次のように説明している。
「EPAと同じく、魚介類に含まれる脂肪酸です。血液が固まって血栓ができるのを防ぐ作用があり、血圧を下げます。またLDLコレステ□一ル(悪玉)や中性脂肪を減らし、コレステロール(善玉)を増やす働きがあり、この作用はEPAより強力です。そして、脳の発達の維持に効果を発揮することから、記憶力の向上や脳の老化防止に効果が期待されています」と。そして効果が期待できる疾病は心疾患、脳血管障害、動脈硬化、高脂血症、高血圧、老化などを上げている。
厚生労働省研究班の大規模調査で「魚を週に8食食べる人は、1食しか食べない人と比べ、心筋梗塞(こうそく)を発症する危険度が60%近くも低い」(1月17日読売から)ことが分かったという。 同研究班が岩手、秋田、長野、沖縄県内に住む40〜59歳の男女約4万人を対象に、1990年から約11年間追跡調査し、魚の摂取量に応じて5グループに分けて比較しての結論なのである。 ・常食に 青い魚を 食べる人 脳の老化も 防ぐ効果が
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