『日々の映像』

2006年01月17日(火) 阪神大震災から、きょうで11年になる

 6434人が亡くなった阪神大震災から、今日で11年になる。 大震災では81年以前の旧耐震基準で造られた建築物に被害が集まった。6434人の死因の8割が建物の倒壊によるものだ。人々を守るはずの住居が凶器となったのだ。地震で壊れにくい家に住む、これはまさに貧しさの象徴だ。地震で壊れた建物の下敷きになって即死したのであればまだ救われる。建物の下敷きになり身動きが出来ないまま、火災の炎に巻き込まれて死亡した人が多いのだ。これが震災の最大悲劇なのだ。犠牲者の冥福を祈ると同時に、地震に強い住居作りに強い法律の制定が必要だ。
 大きな地震が起きるたびに建築物の耐震化促進が叫ばれてきた。しかし、現実は厳しい。国土交通省が耐震性不足と推定する戸建て住宅やマンションは「2003年年で1500戸に及ぶ。全住宅のほぼ4分の1が1981年に耐震基準が強化される前に建てられた古い建物」(日報から)なのである。建築業界団体の調査によると、耐震基準が強化された後に建てられた住宅でも木造の6割は震度5強以上の地震で倒壊する危険があるという。11年前の悲劇がまた繰り返される可能性が残されたままなのである。1997年1月17日の日々の映像で阪神大震災の悲劇31文字に綴る。
・災害時 縦割り行政 ノロノロと 死に行く人こそ 哀れなりけん
・熱風に 乗って切り裂く 叫び声 阿鼻叫喚の 地獄絵図かな
・宇宙より わが身(地球)の方に 未知多し地震の予知など あてにならずか
・文明の 自然に対する 挑戦も 非力なりしか 地震に対して
・地質図に 無数に走る 断層は いつまた動くか 地殻の力
・傷心の 震災孤児の 大半は 自分の責(とが)と せめにさいなむ
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癒しの森890                               2006年1月17日 

         1997年1月の日々の映像の入力

 1997年1月からの記述の中で、現在時点で読んでも多少参考になると思われる項目のみを入力することにした。今日は整理してあった以下18日分を入力する。日々の映像にスタートは、現在の癒しの森と同じ視点の記述が多い。 
1997年1月1日 年の初めに目標(夢)があるか
1997年1月2日 箱根駅伝(目次のみ)
1997年1月3日 心の健康  (心の健康)
1997年1月5日 目標(悩み)のない人生?(脳がボケる)
1997年1月6日 成長する人:しない人(心の健康)
1997年1月7日 七草 
1997年1月8日 今年のイメージは「混迷」(ストレス)
1997年1月13日 自分の頭脳を使え (ボケの原因)
1997年1月14日 日本の心の文化 (日本の文化)
1997年1月15日 人 佐藤幸子さん (向上心)
1997年1月16日 免疫力のイロハ
1997年1月17日 阪神大震災から2年経った
1997年1月18日 何処が壊れて生まれるか
1997年1月19日 有森さんの強さの秘密
1997年1月20日 見習う心
1997年1月21日 ナインチンゲ−ルの解説
1997年1月22日 クリントン大統領2期目の就任演説
1997年1月29日 重度障害の子供を持つ母たちへ





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石田ふたみ