『日々の映像』

2006年01月16日(月) 小子化と年金問題

 社会保障は原則として、若い世代が高齢世代を支えるという世代間の助け合いで運営されている。出生率の低下で、予想より早く人口減社会に突入した。そのなかで年金などの仕組みがうまく回っていくのか。これからが正念場なのだ。
 サラリーマンが払う厚生年金保険料は収入の18%を超えたところで固定し。受け取る年金は、どんなに落ちても現役世代の平均収入の50%は保証することが年金改革の基本に定められている。しかし、これが本当に出来ると思っている人は皆無に等しい。現在の少子化に歯止めがかからなければ、この基本が揺らぐのは当然である。保険料をさらに上げて年金水準を守るのか。逆に年金を引き下げ、保険料の上限を厳守するのか。今まで支える側にあった団塊の世代800万人が年金を貰うようになると、様相が一変して深刻な政治問題になるだろう。誰が考えても「年金を引き下げ、保険料の上限を厳守する」方向に進むと思う。
 政府はやや遅すぎる感じであるが少子化に真剣に取りくむ姿勢となってきた。ここ1週間余りの少子化関連のニュースを並べてみよう。このような政策が10年前に実行されていればこれほどの少子化にならなかったように思う
1、政府は4日、少子化対策の一環として、3歳までの子どもを持つ保護者を対象とする育児手当制度を新設し月額1万5000円に支給の方針を示す。
2、6歳児までの医療費を全額無料化する方向で検討に入った。この必要予算3000億円
3、児童手当の拡充。来年4月から支給対象を現行の小学3年生から小学6年生までに拡大する。このための児童手当予算は2270億円になる。
4、政府は12日、少子化対策の一環として、入院を含めた出産費用全額を国が負担する「出産無料化」制度導入の検討に着手した。
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癒しの森889                               2006年1月16日 

              プライム共済に加入する

 全国で共済会が50余りあるという。一番大きいのが県民共済だろう。1977年から日々の映像で、欺瞞に満ちた社会の構造をさまざまな視点から書いてきた。欺瞞に満ちた社会組織の中で、一つだけ例をあげると損害保険会社である。最近は保険料の自由化が進んだので、一定の改善がなされたと思うが、7〜8年前のデーターは、契約者が支払う保険料の75%を損害保険会社の経費として使ってしまうのである。この記述はネットで公開していないので、後日日々の映像でこれらが報道された年月・新聞などを明示したいと思っている。その他欺瞞に満ちた社会の組織が多く有る。そもそも高級官僚が天下りするような公益法人は、すべて欺瞞に満ちた組織といわねばならない。 
 
 これらの社会の実態を多少知っているので、プライム共済という団体は会員の福利厚生の充実・経済的な助けを目指していることが良く理解できた。プライムクラブの関係者の名刺の裏の次も言葉があった。
「今日あなたとの出会いに心から感謝します」
 ともかく、人生の転換は「人との出会い」で始まるのである。その意味で「今日あなたとの出会いに心から感謝します」という心境になれればと思った。これが簡単のようで難しい。

  ・人生は 人との出会いで 変わり行く 感謝の心で 新たな出会を  






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石田ふたみ