『日々の映像』

2006年01月09日(月) パキスタン「第2の死の波」か

 昨年10月の起ったパキスタン地震は「第6報:死者8万人超に迫る」を含めて7回記録する。これらの記述の中で鮮明に記憶に残っているのは、マングローブの存在であった。マングローブ群生地の後方に3つの村があった。周辺部の集落は壊滅的な被害を受けたが マングローブ林の後方に位置する3つの村にはほとんど被害がなかったのである。専門家の指摘では、100平方メートルに30本マングローブを植えると、津波の最大圧力を90%以上軽減できることが証明されたのだ。防ぎようのないような津波でもマングローブ林があれば防げるのだ。

 昨年10月の地震はパキスタンとインド両国で7万5000人近くが死亡した。ヒマラヤ山脈の西端に当たる山岳地帯の被災地は本格的な冬を迎えている。被災住民は防寒機能のほとんどないテントでの生活を強いられている。アナン国連事務総長は「国際社会の支援が不足しており、このままでは寒さや飢えなどによる第2の死の波が押し寄せる恐れがある」と警告してきたのだ。

 なにしろ「配布されたテントの大半が夏用で、防水や防寒機能が弱い」(1月7日・毎日から)というからどうにもならない。確かに新たに45万張りの防寒テントや、200万の毛布や寝袋が必要だといっても対応できないのだろう。国連は安全なストーブや暖かい衣類の供与、テントの防寒化などを救援活動の最優先課題に挙げるが、実際にはほとんど進んでいないという。運搬道路の整備もままならないパキスタンの国力を考えると数万人の『第2の死の波』は避けられないのかもしれない。
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癒しの森882                               2006年1月9日 

           近藤グループのうどんの会
 
 風邪気味であったが、1日のみ微熱が出た程度で正常になったので今日から活動を開始した。近藤グループの「うどんの会」が11日なのに勘違いをして、朝15人分の「うどん」を作ってしまった。妻に指摘されて1日間違っていたことに気がつく。仕込んでから48時間であれば全く問題はない。微生物の発酵の力を応用し私が編み出したこの「うどん」を今後どのように活用するかなどを考えながらうどんを作った。このテーマに関する答えはまだ出ていない。

 11日のうどんの会の参加者10人である。「うどん」が媒体となって、多くの人との交流が始まる。詳しい日程は11日に協議するが、近藤グループで1ヵ月数回うどんの会を開くようになると思う。「うどん」という食文化がスタートで、このグループでさまざまな文化的なテーマの学習をすることになる。12月27日の「うどんの会」では白菜の漬物の話をしたが、11日は「大根のあっさり酢ずけ」を披露したいと思っている。

  ・人と人 交流生まれる そのカギは 食と会話を 楽しむ時で
                       (2005年12月23日の再掲) 


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石田ふたみ