『日々の映像』

2006年01月08日(日) 団塊世代は「金の卵」 ローソン、定年予備軍採用へ

 今は1ヵ年の生まれる子供の数は100万人少々である。そんな日本で、1947年から3年の間に800万人が生まれ、ベビーブームに沸いた。実に1ヵ年で265万人もの子供が生まれたのだ。のちに「団塊の世代」と呼ばれる大集団で、現在の年齢は57歳〜59歳である。彼らが来年から企業の第一線を去っていく。団塊世代の一人でもある寺島実郎・日本総合研究所理事長は「「裕福な人はお金を、元気な人は労力を、技能のある人は技能を提供しよう。若い世代の重荷ではなく、ともに支え手になろう」(1月5日朝日社説から)。寺島さんは呼びかける。少なくともこの団塊の世代が第二の人生をどう生きるかが、社会に大きな影響を与えることは確かである。

 コンビニエンスストア大手のローソンは1月4日、「団塊の世代」が定年退職する「2007年問題」対策として、「新年度から定年を控えた55歳以上の中高年の人材を積極採用する方針を明らかにした」(1月5日産経から)定年予備軍の技術や感性を生かし、高齢化社会に対応した商品やサービスを開発するというのだ。流通業界にとって高齢者向けの店舗運営が大きな課題となっており、新しい雇用の取り組みとして注目されている。

 ともかく高齢者が逐年増加していくのである。ローソンは高齢者をターゲットにした店舗を新たに開発する考えで、ローソン社長は「買い物をしてすぐ店を出るようなこれまでのコンビニの形態とは一線を画し、椅子(いす)を多く配置するなどバリアフリーを進め、お年寄りの憩いの場になるような店づくりにする」(引用同)と述べている。私は1週間に1回は、孫を連れてスーパーに遊びに行く。近くに3軒のスーパーがあるが行く先は自由に休める椅子が多く配置してある1軒と決まっている。地域の知人で雑談が出来るようなコンビニが出来るのかも知れない。
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癒しの森881                                2006年1月8日  

          老いても自立の生活が一番
  
 昨日3・8豪雪を経験した知人と懇談する。一番の問題は過疎化である。昭和38年の豪雪は列車が何日も止まるほどの豪雪であったが、知人が言うにはこの時代は若い年代が多くいたのである。現在の豪雪地は過疎化が進み若い人たちが減少し雪下ろしに影響を与えているのである。

 今日は何日ぶりに青空が広がる気持ちの良い日であった。ここで初めて記述するが、私に毎月一回の所用がある。15キロ余りはなれた巻町に姉が美容院を開いている。妻と小学校1年生の孫(梨華ちゃん)と5歳になる孫(駿ちゃん)を連れて散髪に行くのである。帰りに90歳になる両親の顔を見て帰るパターンである。両親夫婦は、ともに90歳になるが2人で自立して生活している。しかし、最近の衰えは痛々しい。私の兄弟2人が近くに住居があり見守っているので90歳の両親は、今日も3度の食事を自分たちで作り自立した生活をしている。
  
  ・両親の 生き様近くで 眺めると 自立の日々に 長寿の秘密が   




  

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石田ふたみ