『日々の映像』

2005年12月12日(月) 前代未聞:小6女児、塾で刺殺される

 23歳の講師は12歳の少女とそりが合わず口論となり殺意を持つ。この程度で殺意をなぜ持つのか・・ここが恐怖の核心だ。殺戮の現場を見られたくなく教室内を映すモニターのコンセントを外す。そして出刃包丁で少女を襲う。明らかに計画的な犯行。関係者は「なぜこんな凶行」をと立ち竦むだけだ。
 この事件の概要はこうだ。12月10日午前9時ごろ、京都府宇治市神明石塚のビル2階にある学習塾「京進」宇治神明校から、塾アルバイト講師で同志社大法学部4年萩野裕(ゆう)容疑者(23)が「教室内で女児を刺した」と携帯電話から110番通報した。駆けつけた市消防本部の救急隊が、小6年、紗也乃(さやの)さん(12)が首から血を流しているのを見つけ、病院に運んだが、間もなく死亡が確認された。萩野容疑者は塾の教室内で、紗也乃ちゃんの首や顔など数か所を出刃包丁(刃渡り17センチ)で刺した。紗也乃ちゃんは、意識がなくなるまでの数分間の苦痛と恐怖はいかほどであっただろう。この前代未聞の事件をどう理解すればよいのだろう。萩野裕(ゆう)容疑者(23)は、殺人の後の自分の人生を考える力がゼロだったのだろうか。23歳でありながら、精神的思考は12歳の少女と同じであったと理解するしかない。栃木県小学1年吉田有希ちゃん(7つ)と同じく、殺害方法が余りにもむごい。
 同志社大学の八田 英二学長は「130年の歴史の中で、過去に例の無い事件であり・・・大変重く受け止めており、慙愧の念に耐えません」。とコメントしている。人間になっていない人間を多く輩出する日本の社会である。よって、これからも、過去に例を見ない事件が起ると認識しなければならない。
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癒しの森856                             2005年12月12日

         ヘルシーライフ主催の健康セミナー

 12月10日明石サロンでへルシーライフの会報15号を題材とした健康セミナーを開く。ここではその内容は省略するが、有害成分を体外に排出するためにビタミンの存在が大きい。問題は野菜類を多く食べるようにしているので、ビタミンは十分に摂取していると思っている人がいる。結論を言えば栄養素すべてを食物から摂取するのは難しい時代なのである。化学肥料や、ハウス栽培による農法や、露地裁倍における酸性雨などにより年々土壌の酸性化が進み、野菜や果物の栄養含有量がショックを受けるほど減少しているのである。

 以下のビタミンCの変化率は、55年前(1951年)と23年前(1982年)を比較したものである。現在のデータもあるはずであるが、私の知る範囲では公表されているかどうかは分からない。現在はほうれん草とりんごのビタミンCがほとんどゼロに近いと思う。これが体内に有毒物質が過剰に蓄積する原因の一つとなっているのである。50年前の「ほうれん草」の形状・味を知っている人も多いと思う。これでよいのかという食文化が問われているのである。(以下のデータは科学技術庁の「日本食品標準成分表」から・資料の出所、ら・べるびぃ予防医学研究所) 
*栄養素減少率 (100g中)
                1951年    1982年    変化率
ニンジン   ビタミンC    10mg      0 mg    −100%
        鉄分      2.1 mg     0.8 mg    −62%
ほうれん草  ビタミンC   150mg      65 mg    −57%
         鉄分      13.0mg     3.7 mg   −72%
りんご     ビタミンC     5mg      3 mg    −40%
        鉄分      2.0 mg     0.1 mg     −95%                        




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石田ふたみ