『日々の映像』

2005年10月26日(水) 自民財政研・消費税率10−15%例示

 消費税率10%はやむを得ないだろうがこれが15%となると大変である。年間300万円で生活している世帯は、現在は15万円の消費税であるが、これが45万円(消費税15%)となると大変だ。自民党の財政改革研究会(会長・与謝野馨政調会長)が今週まとめる財政再建に関する中間報告の概要が23日、明らかになった。危機的な財政状況を立て直すために、消費税率引き上げを歳入増の柱と位置づけている。消費税を「福祉目的税化」の方向を打ち出し税率として10―15%を例示する」という。
 
 消費税引き上げ前に特別会計の無駄遣いを徹底的に検証すべきではないかと思う。なにしろ31にも上っている特別会計の概要をかいつまんで説明できる国会議員がどれだけいるだろう。それほど迷路のような特別会計なのだ。民主党は31の特別会計を交付税や年金関連など機能別に6つに統合し、5兆9000億円を節約する改革案を既にまとめている。小泉純一郎首相はこの民主党案について「政府として真剣に検討してみたい」と国会で答弁している。それぞれの特別会計の問題点を洗い出し、厳しく吟味して欲しいものだ。消費税の引き上げの前に特別会計に思い切ったメスを入れるべきである。

 このことで有名な語録が残っている。2003年に塩川正十郎前財務相が「母屋(一般会計)でおかゆをすすって節約しているのに、離れ(特別会計)で子どもがすき焼きを食っている」と述べたのだ。豊かにすき焼きを食っているのは離れの官僚なのである。現在預金がほぼゼロの世帯が2割に達している。消費税が15%になると満足におかゆすら食べられない庶民が出てくる。
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癒しの森808                              2005年10月26日  

        ロッテが31年ぶり日本一 阪神に4連勝

 プロ野球の日本シリーズは26日、阪神甲子園球場で第4戦を行い、パ・リーグ覇者の千葉ロッテマリーンズが、セ・リーグ優勝の阪神タイガースを3−2で破り、4連勝した。実に31年ぶりの日本一に輝いた。開幕戦から引き分けを挟まない4連勝でまさに破竹の勢いである。 阪神は20年ぶりの日本一を目指したが、敵地の千葉マリンスタジアムで開幕2連敗を喫し、本拠地の甲子園に戻っても打線が沈黙。投打ともロッテに完敗した。

 指導者ボビー・バレンタイン監督の特集が続くであろう。私の理解している範囲で記述すれば、監督が愛の眼差しで選手を見ていることでないかと思う。「チームは家族」というのが方針なのだ。今季はサブロー、小林宏、李、黒木、今江らに子供が誕生した。そんな時は必ずナインを集めて「われわれのファミリーがまた1人増えた」(スポニチから)と叫んで喜びを分かち合ったという。多忙な時間の合間を縫って自らデパートに足を運んだ。そして子供の名前が刺しゅうされたアルバムを手渡すなどの行動をしているのだ。

 ボビー・バレンタイン監督の語録を引用しよう「千葉ロッテハ、イチバンスバラシイデスネ!」「最高に幸せだ。まるで1時間ぐらい宙を浮いていたようだった。この最良の日をこれからの人生でも毎日かみしめていきたい」。ファンへの感謝の言葉は「マリーンズファンの皆さん、あなたたちがベストです」だった。

  ・日本一 強さの秘密を 尋ねると  愛の眼差し 総てのもとか  

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石田ふたみ