『日々の映像』

2005年10月24日(月) 中越地震・国支援金受給僅かという現実

 昨日住宅再建支援金300万円のことを少し書いた。被災者生活再建支援法に基づき、生活必需品の購入や被災住宅の解体・撤去・整地を支援するのもので、300万円を上限に、世帯に支給されるになっている。一番の問題は昨日書いたように建物の修繕費に充てることが出来ないのだ。加えて年収が500万円以下の2人以上の世帯・住宅が全壊した場合などと細かく規定されている。農村地帯は2世代世帯が多く世帯所得が500万円を超える支給対象から外れるのだ。これで被災者生活再建支援法というから滑稽である。

 中越地震では、約12万棟の住宅が被災したが、さまざまな条件があるので支給を受けた件数は僅か1642件なのだ。「全壊または大規模半壊したのは計5284世帯にのぼるが、9月末までに、支援金の支給が決まったのは1642件(支給総額約11億9277万円)にとどまっている」というデータなのだ。しかも、1世帯で複数回申請できるため、実際の利用世帯はさらに少ない。政治家はこのような実態を改善しょうという意思がないのだろうか。
 
 国の支援ではどうにもならないので新潟県は震災直後、大規模半壊に至らない半壊世帯も対象に含め100万円を上限に支援金を支給する独自制度を創設した。対象になる1万7143世帯のうち76%にあたる1万2976件(支給総額約63億3108万円)への支給を決定。支給率は国の制度を大きく上回っている。この制度とて僅か100万円では生活再建は程遠い。これが県・国の被災者生活再建支援法の実態なのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森806                               2005年10月24日  

       ロッテ勢い止まらず今江8打席連続安打

 空前の快挙に千葉マリンが沸いている。日本シリーズ第2戦はロッテが10―0で阪神を圧倒し、シリーズ史上初の2試合連続2ケタ得点を記録した。加えて今江敏晃内野手は8打数8安打と空前の記録を残している。今江敏晃内野手22歳の若武者は、ロッテの歓喜の象徴のようだ。2万8354人で埋め尽くされたスタンドから「熱くなれイ・マ・エ!」の大合唱。トレードマークの笑顔をはじけさせた22歳の若武者は、帽子を取って何度もスタンドの歓声に応えていた。

 なんといっても日本シリーズ8打席8安打は空前の記録である。今江敏晃内野手はイチロー・松井に続くヒーローになっていく可能性がある。スコアボードの打率表示は、なんと「1.0」(10割)のままなのだ。本人のコメントは「打ちたい、打ちたいではなく、基本通りに(中堅を)狙った」と言う。安打を量産するラッキーボーイはロッテのファンを熱狂させている。激闘のプレーオフの合間に、長男の陸斗君が誕生した。帽子のつばには「頂点」と書かれているという。22歳の若武者の勢いはますます加速するのではないだろうか。

   ・空前の 記録を立てた 若武者は ロッテのファンを 歓喜のるつぼに


 


 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ