『日々の映像』

2005年10月18日(火) 小泉首相の靖国神社参拝の波紋(2) 

 靖国参拝について小泉首相は「心の問題を他人が干渉すべきではない。ましてや、外国の政府がいけないなどと言うべき問題ではない」と言い切り中国・韓国と対立する流れになっている。更に「中国は、日本人の心の問題にまで踏み込んだことを後悔するだろう」(18日産経新聞)とまで言い切っているので小泉政権が続く限り日中関係は良くなることはない。

 我々の日常でも良く起こりことがある。それは一つのテーマの理解が180度異なることがある。中国と小泉政権は靖国神社参拝に関して180度異なる見解になっている。首相は周囲に歴史問題で日本に踏み絵を迫り、「日本より優位に立つための口実に過ぎない」(18日・産経から)と見切っているという。そして「靖国で譲れば日中関係が円滑にいくなんて考えるのは間違いだ。靖国の後は教科書、尖閣諸島、石油ガス田…と次々に押し込んでくる」(同)と漏らしているという。要するに小泉首相の思考の中に中国に対する強い警戒感があるのだ。

 このような思考であれば、日中・日韓関係は悪化の方向に進まざるをえない。中国の李肇星外相は駐中国大使を中国外務省に呼び、小泉純一郎首相の靖国神社参拝について「中国とその他のアジアの国々、その人民の反対にもかかわらず、A級戦犯が祭られた靖国神社を再度参拝した。中国政府と人民は強く憤慨を表明し、日本側に強く抗議する」(18日・毎日から)と述べている。町村信孝外相の訪中と日中外相会談は事実上、困難な情勢となった。昨日書いたように参拝とはどういうことなのか、自民党の国会議員は世界に通用する宗教観を持って欲しいものだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
癒しの森 800                             2005年10月18日 

        ロッテ31年ぶりV!ボビー歓喜の舞い

 ボビー監督が31年ぶりの歓喜を千葉に運んできた。パ・リーグのプレーオフ第5戦でボビー・バレンタイン監督(55)率いる、千葉ロッテマリーンズがソフトバンクを3―2で下し、3勝2敗で74年以来のリーグ優勝を果たした。12球団で最も優勝から遠ざかっていたチームは日本一を目指し、22日からの日本シリーズで阪神と対戦する。ボビー・バレンタイン監督の体が3度宙に舞う。監督は「ミナサン、アリガトウ。ウイニングボールは宝物となったし、宙に舞った感触は一生忘れられない」と目は潤ませていた。

 球団と地元の関係は大切だと思う。千葉ロッテマリーンズマリーンズの31年ぶりのリーグ優勝で、地元千葉に日本シリーズがやって来ることになった。悲願達成に堂本暁子千葉県知事(73)は「600万県民が心待ちにしていた。感動した」(スポニチ)と喜びを爆発させ、本拠地マリンスタジアムがある幕張では歓喜の輪が広がっている。なにしろ、マリーンズがタイガースを倒し日本一になれば、経済波及効果は400億円近いという。今までも月刊誌に指導者ボビー・バレンタイン監督が取り上げられていたが、この人の最大の美点は「明るさ」ではないかと思う。
   
   千葉ロッテ 31年ぶりの 優勝を ボビーが運んで 歓喜の勇舞



 

 < 過去  INDEX  未来 >


石田ふたみ