| 2005年10月17日(月) |
小泉首相の靖国神社参拝の波紋 |
小泉首相が今日行った靖国神社参拝に対し、中国当局、そして中国社会が激しく反発することは間違いない。なぜ、中国当局が激しく反発するのかという理由を深く理解している政治家が少ないといわねばならない。小泉首相の靖国神社参拝で日中関係は、さらに冷え込むことは必至といわねばならない。ともかく、小泉首相の参拝は、「中国・韓国の普遍的な宗教観からすればビックリ仰天するのである」(6月13日の日々の映像から)と書いた。この普遍的な宗教観とはどういうことか・・と2名の読者から質問を受けた。この時のメールを再度以下の通り引用した。
「メールを拝見しました。来月の11日までは忙しく詳しい説明は出来ません。世界の宗教観は簡単に言えば、『参拝する対象者が誰か』が普遍的な宗教観なのです。中国では三国志に登場する諸葛孔明・関羽を祭っている地方が多いのです。宗教の原点は「根本的に尊敬する対象」なのです。孔子を尊敬する地方は孔子を祭って参拝しています。中国の宗教観からすると靖国神社に参拝することは、戦前戦争を引き起こし、東京裁判で絞首刑となった戦犯を尊敬し参拝すると映るのです。広くいえば宗教とは思想そのものなのです。戦前は靖国神社を頂点とする神道が思想の中核であったのです。中国・韓国の普遍的な宗教観からすれば「参拝することは、参拝対象者を根本的に尊敬している」と写るのである。首相・自民国会議員はこの普遍的な宗教観を理解すべきなのであるが、このような忠言には耳を貸さないようだ。飯島勲首相秘書官は『国の指導者たる小泉(首相)が不戦の誓いで靖国神社に行くのは何らおかしくない。(今年も)多分必ずと思う』(6月11日・毎日から)と語っている。『不戦の誓いで参拝する』という言葉は、中国側の普遍的な宗教観からすると理解が届かないのである」(6月13日の日々の映像から)
ともかく、どうして中国・韓国が小泉首相の靖国神社参拝に対し「中国人民への重大な挑発」と非難し、「首相は日中関係を損なった歴史的責任を必ず負わなければならない」と非難するのか、その理由を知るだけの宗教観が必要なのである。中国にとって戦後60周年の今年も小泉首相が靖国参拝を継続したことは「侵略行為を美化し、中国人の感情を決定的に傷つける行為」(17日・毎日から) と映るのである。小泉首相から世界に通用する普遍的な宗教観を持って欲しいものだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森799 2005年10月17日
スピーチする人達との懇談
ここのところのスピーチの会は、14名の人達からスピーチをしていただいている。おおよそスピーチメンバーは決まっていたのであるが、現役の人、公的な役職を持っている人は、多忙で今日になって2名が欠席となった。急遽スピーチする人を決めるために、妻と4軒訪問する。今日スピーチを依頼した人は、初参加の歯科医のKさん、同じく初参加のドリームハウスMさんであった。 世に中には忙しい人もいるものである。私が立ち上げた「生涯青春の会」の存在に一定の評価をしながらも、スケジュール的に出席できない人が10人余りいるのである。嬉しいことに今回は、6月11日の発足の集い以来、初めてスピーチの会に参加する人が2名いるのである。この2人とも人間性豊かな方で、これからの交流に人生の醍醐味を感じるような予感がある。
・この会で 人との出会いは 数多く 啓発しあって 喜び生まれん
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