| 2005年10月09日(日) |
パキスタン地震、第2報の死者は1万8000人 |
パキスタン大地震の第1報は死者3000人超であった。今日の新聞による第2報は犠牲者1万9000人を超えるである。明日の第3報により犠牲者はもっと増えるのでないかと思う。このような大地震のときに何時も思うことは、地震に最も安全な住居はモンゴルのゲルである。住居の中心がゲルであれば、地震による死者は10分の1 以下でないかと思う。
第2報の概要をメモしよう。「パキスタン北東部を震源とするマグニチュード(M)7.6のパキスタン地震で、パキスタンのシェルパオ内相は9日、国内の犠牲者が1万9136人、負傷者は4万2397人に達した」(9日毎日から)という。被害はさらに拡大するのは必至である。パキスタンの地元テレビは国内の死者数を2万5000人と報じている。パキスタン当局者は、カシミール地方だけで死者数が推定3万人に上ると話しているので最終的な死者数は空前のものとなるようだ。 これから悲劇の内容が多く報道されるだろうが、多くは人災と呼ばねばならない。北西辺境州バラコットでは校舎が倒壊し、女生徒約250人が下敷きになったというからひどいものである。イスラマバードでは、高層マンションが倒壊し、国際協力機構(JICA)が派遣した専門家、楢原覚(さとる)さん(36)と長男の輝(ひかる)ちゃん(2)が死亡した。12階の建物が一瞬にして崩れ落ちた倒壊現場は、瓦礫の山でまるで爆破されたような惨状だという。結論は貧弱な違法建築で、まさに人災といわねばならない。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 癒しの森791 2005年10月9日
料理はボケを防止に役立つ
「生涯青春の会」の会員から、9月29日の日報抄の一部をワープロで打った資料を頂く。今日はこの資料に基づいて、表題の視点で少々記述したい。ポイント部分を引用しよう。
「『檀流クッキング』で知られる作家の檀一雄さんは九歳のときに母が家出をしたために、父や妹の食事を作らなければならなくなった。・・・しちりんやかまどで煮炊きする。さぞ大変だったと思うが、かたくり粉であんかけ風にとろみをつけることを覚えたときのうれしさといったらなかったという。学校で難問を解くよりも、はるかに達成感があったのだろう。東北大学の川島隆太教授と大阪ガスの研究が話題を呼んでいる。ホットケーキを焼くときの子どもの脳を最新の機器で観察したところ、創造力や記憶を処理する前頭葉が活発に働いていた」というのだ。
家庭で料理を作る・・この時脳は生き生きと活動する。料理は脳を鍛え、ボケ防止や子どもの情緒安定に効果があることは十分にうなずける。しかし、スーパー・外食などの影響で火を使って調理する機会が減っている家庭が多い。昨日のセミナーの食事会でも、昔からの家庭料理を持参すると、初めて食べる人がいるのである。老夫婦の家庭で、ご飯・パン・うどんなどの主食・副食を総て自分で作ったらボケ老人になることはないと思う。
・七輪や かまどで煮炊きを した頃の 家庭の絆は 遥かに強く
|