『日々の映像』

2005年10月06日(木) 驚くべき保険金の不払い 

 昨日に続いて保険会社の不誠実な行動を記述したい。かなり以前から報道が続いているが、保険会社の保険金不払いは驚くべき数字で、その概要を書き留めておきたい。保険金の不払いは、生保、損保だけでなく、日本郵政公社の簡易保険や、全国共済農業協同組合連合会の自動車共済、火災共済にまで広がっているという。明治安田生命の例を取り上げよう。「契約者が病歴を隠したことを理由に保険金を支払わない告知義務違反や詐欺無効の規定を乱発して、不当な不払いを続けた。その数は5年間で約1000件にも上る」(10月5日・日報から)というから開いた口が塞がらない。

 損保の例を取り上げよう。「大手五社だけで過去3年間に約12万件の不払いがあった。自動車事故での治療費などは出ても、特約にある見舞金や代車費用が支払われなかったケースが大半だ」(引用同)というから、たまたまのミスではないのだ。保険金の不払いは、契約者への背信行為であり、保険事業の信頼を根底から覆すものである。生保の不払いは今年初め、明治安田生命で発覚したという。事態を重くみた金融庁は他の生保に対し実態を調べ報告するよう求めているが、結果はまだ公表されていない。保険は本当に困ったときに頼りにする商品だ。それだけに不払いによって生まれた不信感は計り知れない。生保、損保業界ともに抜本的な改革が必要なようだ。
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癒しの森788                              2005年10月6日    

            3者合同ミニセミナー

 生涯青春の会の活動の一環として、生涯青春の会・ヘルシーライフの会・野澤明石サロンの3者で合同ミニセミナーを開いているが10月8日で3回目になる。サロンがそう広くないので、参加人数を18人としているが、むしろこのぐらいの人数の方が話の内容が良く伝わるのではないかと思う。今回は新潟大学から北村みゆき先生を迎えるので、同先生の話一本に絞ることにした。打ち合わせの結果「スピーチをする」「やる気」の2題でお話をいただくことになった。北村みゆき先生は、女性国会議員になっても十分に通用する言葉の力、言論の力を持っている人なので、8日のセミナーは聞く人に大きな感銘を与えることは間違いない。

 生涯青春の会は多彩の人たちで支えられるようになってきた。今日は渡辺千代さん(和裁教室の先生)と生涯青春の会(家庭で開く懇談会)の打ち合わせを行なう。結論として毎月1回渡辺宅で生涯青春の会の懇談会を開くことになった。麗しい人の輪が広がることは人生の華といえる。今日は9月24日に「嫁姑」の演題のスピーチしていただいた斎藤幸子とも懇談する。この人が輪の中に入ると爆笑の連続となる。世の中にはこんなに人間的な魅力に溢れた人もいるのである。

  ・年輪を 重ねた人との 出会いから 明日への扉が 大きく開けり 




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石田ふたみ