| 2003年07月07日(月) |
モスクワ・コンサート会場入口で自爆テロ |
ロシア政府は、過去の政策による負の遺産を抱えている。それは約10年前チェチェンの独立を認めなかったことだ。チェチェンは100キロ×150キロ余りの区域で半分以上が5000メートル級の山岳地帯で、人口は100万人しかいないのだ。
私の手元に国際NGOメドュサン・ドウ・モント(MdM・世界の医療団)のメールニュースがある。この資料によると、第一次チェチェン戦争(94年~95年)の死者は10万人、第2次チェチェン戦争(99年から今も続いている)は死者10万人、負傷者15万人であるという。この国際NGOのリポートに基けば、チェチェンの大人の半数余りが死傷したことになる。「不当な逮捕・拘束・裁判抜きの処刑・拷問が日常化している」(MdMのリポートから)という。チェチェン人の攻撃をただのテロと決めつけられないのだ。 5月16日、チェチェン行政庁舎爆破のことを書いた。その後も、チェチェン独立派の攻撃が続いている。6月5日空軍パイロットら20人死亡、6月19日3人死亡・7人重軽傷、6月20日死者6人・負傷者34人(この三件内容省略)。7月5日モスクワのロックコンサートでチェチェン人と見られる女性2人の自爆で16人死亡・30人が負傷した。モスクワでのチェチェン人の攻撃は、プーチン政権に大きな打撃を与えている。(余録で補足)
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