『日々の映像』

2003年07月05日(土) セクハラ問題 その3

 6月5日にセクハラ問題その2を書いた。それから1ヶ月で起こった1番のセクハラ事件は、6月28日に書いた共産党の筆坂議員のセクハラ辞職であった。この問題は7月に入っても混迷を深めている。なんと、7月2日志位委員長セクハラ防止策として「国会議員らが自宅以外で飲酒することを原則禁止する内部規定の徹底を図る方針を明らかにした」(7月2日・時事通信から)これには驚いた。 

 この規定は1970年代に作られ、公務の飲酒も許可が必要で、国会議員や本部職員1000名弱が対象であるというのだ。それから2日経ってまた驚いた。なんと「自宅外飲酒の原則禁止の内規はない」というのだ。志位委員長は「セクハラの再発防止の1つとして飲酒の問題を述べたのは間違いだった」(7月4日・毎日から)と発言を撤回した。

 志位委員長の発言の背景には、外で飲酒させると何をしでかすか分からないという人間観があったことは確かである。公党の委員長がこの程度の文化なのかとがっかりした。それにしても、セクハラ、レイプに関する政治家のお粗末な発言が続く。「集団レイプをする人はまだ元気がある。正常に近いじゃないか」との大田誠一衆院議員の発言に、アジア女性センター、東京・強姦救援センターは辞職を求める抗議文を発表した。 (余録で補足)

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石田ふたみ