『日々の映像』

2003年07月04日(金) 風力発電、地球政策研究所の見解

 6月27日アメリカのシンクタンク「ワールドウオッチ研究所」の示すデータを少し取り上げた。この研究所は世界的に有名で、この日々の映像でも1年に数回データを引用してきた。この研究所の所長をされて来たスター・ブラウン氏が今年春に地球政策研究所を立ち上げた。

 多くのことを記述する紙幅はないが同研究所は、環境に対する世界の意識を高める役割を果たすとともに、「何が大事なのか」「何を考えるべきなのか」を提言している。更に言えば、人類が進むべきビジョンを示している。6月下旬、地球政策研究所が風力エネルギーの見解を発表している。

 米国に例を取ると、将来的に必要な全エネルギーの確保がを風力によって可能になる時代が来るとの見通しを発表した。風力発電のコストを同研究所は「1キロワット時当たりのコストは、80年代の38セント(45円)から現在は4セント(5円)に急降下。今後は1〜2セント(1・2円〜2・4円)に下がる見込みである」という。風力のみでアメリカが消費する全エネルギーを確保出来るという提言は素晴らしいと思う。すでにデンマークでは国内消費電力の20%を風力で補っている(余録で補足)

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石田ふたみ