MOTOYANの日々題
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2022年01月19日(水) 薬剤師のコミュ力

再就職してから初めての平日休暇で溜まった雑用に追われる一日だった。街に出てみると車も人出も少なく感じた。コロナの影響だろうが、室内にとどまっている人が多いと思われる。
3か月に一度の血圧関連の通院でも待合室に患者が少ないのですぐに順番が回ってくるし、会計も薬局も早い。
午後は、ケアハウスに入所している知人の通院をサポートした。心療内科だが、患者は多くない。しかし、その中に初診の方がいるとその人にかなり時間をかけるので待ち時間が長くなる。約1時間待って診察が始まった。同席するので診察内容も分かるが、2回目ということで簡単な問いかけと返答で5分もかからずに終わった。
会計を済ませて、ほぼ隣にある薬局で薬を処方される。数人が待合室にいたが、一人ひとりの薬の種類が多いからか、一人分を作るのにかなり時間がかかっていた。そして薬剤師が患者に薬を渡すときに説明を加えていた。
聞きたくなくても聞こえてくるので内容も分かるが、薬の説明と現在の細かい病状まで聞いている。先ほど診察をした医師の数倍のことを聞く。患者はそれに応えて、元気のない小声で応答している。
薬剤師のコミュニケーション力について以前からある思いがあった。患者とコミュニケーションをとることは大切だと思うが、患者に元気な人はいない。落ち込んでいるときに医師に続いて、薬剤師にも身体の不調を知らせて、しかも診察室のような空間ではなく、みんながいるところで根掘り葉掘り聞かれることは苦痛になる患者も多いと思う。しかも心療内科の隣の薬局だ。
使命感で良かれとコミュニケーションをとる薬剤師のやり方だと思うが、多くを語らないというのも薬剤師に必要なコミュニケーション能力ではないだろうか。


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