MOTOYANの日々題
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2021年10月05日(火) 温泉めぐり(湯川内かじか温泉)

北薩摩の真ん中にそびえる紫尾山は標高1076mで薩摩半島の最標高の山だ。この山を中心とした出水山地(紫尾山地)は低い山地ながら容易な交通や電波を遮って鹿児島地区と出水地区を隔てるものだった。
交通面では紫尾峠があり、曲がりくねった道と冬は凍結や積雪で楽ではない峠道だった。近年、自動車専用道路が通り、時間的に短縮され、労力的にも容易な峠越えになった。
電波は、紫尾山の頂上にテレビ局などが中継アンテナを設置して北薩地区でもテレビやラジオの視聴に障害がなくなった。その施設を建設するためなのか頂上まで狭いながらも舗装された道路が通り、息が切れることなく頂上からの眺めを楽しむことができる。
紫尾山周辺には良質の温泉が湧き出る場所も多く、多くの温泉が点在している。特に有名なのが、紫尾温泉と湯川内温泉だ。紫尾神社の本殿地下から湧き出ている「神の湯」で有名な紫尾温泉、湯船の底から水泡とともに温泉が湧き上がっている湯川内かじか温泉は、メディアにも繰り返し紹介されて全国から訪れる人も多い。
小さな温泉施設の割には有名で入浴客も多く、平日の空いた時間帯を狙って行かないとゆっくりできない。しかも39℃ほどのぬるいので長時間湯船に浸かれるから回転も悪い。地元の人は毎日でもよいが、ここをめざしてくる人は、ゆっくりできないので他の温泉で身体を洗ったりした後に湯船に浸かるだけの目的で来たほうがよい。洗い場にはシャワーが二つしかないし、なにせ狭い。しかしお湯は透明で新鮮で最高だ。


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