MOTOYANの日々題
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2021年10月01日(金) 「気をつけ」はグー

「休め」「気をつけ」「礼」、この号令によって体育の授業などが始まる。教室の授業では、「起立」「礼」「着席」で始まる。昔からの慣例であまり気に留めないが、どの教室でも授業の始まりと終わりには、椅子を出したり、引いたりの音がほぼ一斉に聞こえる。
これから授業が始まるよ、気分を変えて集中しましょうというきっかけにはなるかもしれないが、大学などでは先生が話し始めることで始まる。休み時間に寝ていた人は授業の途中に目覚めることもある。
大学2年生は昨年から続くリモート授業のために先生の授業を教室で受けたことがない学生もいて将来に不安を持っているという。
自衛隊の鹿児島地方協力本部のツイッターに「自衛隊あるある」として10時集合に10時に集まるのが一般人、9時55分に集まるのが自衛官、「気をつけ」で伸ばした手をパーにするのが一般人、グーにするのが自衛官とあった。
これまで何回ともなく「気をつけ」を発したり、発せられたりしてきたが、伸ばした手がグーとかパーとか気にしたことはなかった。どちらかというと指先までまっすくに伸ばす、つまりパーが当たり前と思っていた。
自衛官がグーにするならば何かの根拠があるはずで調べてみると「気をつけ」は言葉は違っても世界中に存在し、かかとや広げた足の角度、膝などが少し異なるようだが、手については「スウェーデン軍と手指は伸ばさず握り拳を作る」とあった。戦前からの基本教練でも手は握り拳と書かれているので日本ではグーが正しかったのだろう。
「attention please!」は「こちらに注目してください」の意味だ。気をつけという命令調なら「attention!」なのかはわからないが、直立不動で注目する人もどんどん少なくなっていくのだろう。


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