MOTOYANの日々題
DiaryINDEXpastwill


2021年09月23日(木) 茨城ダッシュとは

東京は左、大阪は右。エスカレーターに乗るときのローカルルールだ。急いでいる人への配慮で片側を空けている。ところがその傍らでスピーカーから「エスカレーターでは歩いたり走ったりしないでください」とアナウンスされている。片側が空いていると急ぐ人やせっかちな人は階段のように歩いたり、走ったりしている。そうしないと空けている意味がなくなる。
特に駅では乗り継ぎ案内のアプリによって秒単位で乗り継ぎを示しているので急げば間に合うが、ゆっくりでは間に合わない。お上りさんにとっては、ホームの番線もわからないしでほぼ間に合わない。
同じ日本でも土地土地によってそこにしか存在しない習慣や決まりがあって初めて訪れた人が迷うのはそのあたりである。言葉の違いは標準語があるのクリアできるがなかなか難しい。
道路交通法は標準のルールだから全国もしくは世界で通用する。ところが「茨城ダッシュ」「松本走り」「山梨ルール」「伊予の早曲がり」などその地方独特のローカルルールが存在するようだ。
どんなルールなのか調べてみると信号の変わり目に右折車が直進車よりも先に進んで曲がる。左折右折の際に方向指示器を出さないか、出すのが遅くて短い。「岡山ノーウィンカー」は方向指示器を出すのが初心者みたいで恥ずかしいとよく意味のわからない理由だ。
明確なローカルルールがない所でも多かれ少なかれ、似たようなことは行われてる。特に右折に関しては奥が深い。左側通行では右折と直進は交差してしまうので事故も多い。車との衝突、車の陰に隠れた二輪車との衝突、横断歩道を渡る歩行者・自転車との衝突が起こる。だから道交法では直進優先を掲げている。
一車線で右折車がいるとその後の直進車や左折者は信号が青なのに進めない。右折車を白い目で見てしまう。だから右折車は迷惑をかけないように先に曲がりたいし、直進車が多いと一度の青信号で曲がれない。特に赤になっても直進してくる強引な運転者もいる。そうなれば全赤状態の3秒間に先曲がりをしてしまいたくなるという心理だろう。
しかしこれは大きなリスクが伴う。一度の右折もしないで目的地に辿り着く道順がありそうなのだが、なかなかシュミレーションできていない。
右折車がいるのに赤信号で直進する自己中な運転者が減ると流れは変わる。また右折車が待機する場所次第では直進車や左折車に影響を与えないこともあるのでドラレコ設置もいいけど自分の目で車の位置を見られるような運転をしてほしいものだ。


MOTOYAN |MAILHomePage