MOTOYANの日々題
DiaryINDEXpastwill


2021年09月11日(土) 地方の活性化

宮城県仙台市在住の知人からはがきが届いた。大雨や台風や桜島の爆発などことあるごとに安否確認とお見舞いの便りが届く。ありがたいことだ。
今日の便りは、NHK日本縦断こころ旅で鹿児島が放送されて立ち寄ってみたい場所が多くあって自分も自転車で回ってみたいが、病気のために今はかなわない。健康が一番だから早く元気を取り戻したい。という便りだった。
火野正平さんが全国を自転車で旅して旅先地の紹介や文化、人、エピソードなどで長く続いている人気番組だ。他の旅番組は好きだがこれはあまり観ない。自転車旅に興味がないのかも?
はがきには、オレンジ鉄道とその沿線の風情や人情がすばらしいと書かれ、伊集院、隈之城、牛之浜、野田郷など北薩のローカルな地名が書かれていた。昨日書いた阿久根同様に九州新幹線開通によって鹿児島本線が途切れて肥薩オレンジ鉄道が通る地域で観光資源は豊富だが、文明や利便性に切り捨てられた?地域でもある。
徳島県の徳島市から室戸岬方面へJR牟岐線が通っている。よほどのことがないと乗車しない区間だが地元民にとってはかけがえのない鉄道だ。当然ながら赤字路線で廃線対象になってもおかしくない。
地元の足を守るために第三セクターで阿佐東線が敷かれている。そして線路と道路を直通できるデュアル・モード・ビーグル(DMV)が開通するという。バスが道路も線路も走ることができるように改造されたもので当初は北海道の廃線あとで計画されたが、積雪をクリアできずそのままにされていたが、雪のない四国で開通することになった。コロナの影響で延び延びになっているが、今年度中には走り出す。ドアーツードアーで渋滞知らずのこの乗り物は、もっと脚光を浴びてよい公共交通機関になると思う。
鉄道の幹線が通らない地域や場所には素晴らしい資源がある。足さえ確保できれば人は集まって来るに違いない。そして宿泊してもらえば、観光で経済が回るようになるはずだ。新幹線で通りすがりの場所ではお金は落ちない。


MOTOYAN |MAILHomePage