MOTOYANの日々題
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2021年09月08日(水) 懐かしのダンベル体操

「ダンベル体操」という健康増進法を世に出した鈴木正成先生のことをふと思い出した。大学時代に栄養学の講義を担当していた。4年生で受講したが必須アミノ酸や脂肪酸、クエン酸回路などの暗記しなければならないことが多くて、苦労したし、人生で最後の反復記憶作業だったような気がする。
小学校で覚えた九九は今でも言えるのにその記憶はすっかりなくなっている。試験で合格するために覚えたことはその後に使わなければ、なくなってしまうのだろう。ダンベル体操の本が出た時に著者を見てあの先生だと記憶していただけでもまだよかった。
「学会では、必ず質問をせよ」「自分がやっていることをアピールせよ」そうすれば自分を救ってくれる人や声をかけてくれる人が必ず出現するから特に学者は目立たなければならない。という信念の持ち主だった。後輩のいない大学だったので試験の成績は悪くても単位がもらえたのではないかという疑惑を同期生が持ちながらも栄養学は合格した。
栄養学とはそれほど関係ないダンベルを使った体力づくりをアピールして一世を風靡するほどだった。そんな先生も心不全で71歳で逝去されてもう10年になる。
ダンベルがあったので2kgを持ってネットでダンベル体操を調べてやってみた。箸かゴルフクラブより重たいものを持っていないので相当重く感じて、運動もきつかった。12種目ほどあって1種目に1分半くらいかかるので15分ほどで1セットが終わる。終わるころには汗がたっぷりと出ている。ドライバーの飛距離を落とさないためにも1日15分を見つけてやってみたいとパソコンの横にダンベルが鎮座している。


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