MOTOYANの日々題
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初回は7球、途中の回は3球、交代時は5球の「準備投球」が与えられる。準備投球とはプレイボールがかかる前に投手が打者のいない本塁ベース方向に捕手を相手に投球練習をすることだ。規則では8球以内、1分を越えないこととなっているが、高校野球では7球、3球が一般的だ。 攻撃側は投手の投球に注目して、どんなフォームでどんなボールを投げるのか観察する。先頭打者はバッターボックスに近づいてタイミングをとっていたが、この行為は禁止された。 最後の投球をが終われば、捕手が二塁へ投げて内野手がボール回しをして投手にボールが返されて「プレイ」となる。 注目すべきは2点ある。まず捕手の肩の強さをみて盗塁がやりやすいか否かを判断することだ。盗塁は投手のフォームに5割、捕手の投球に5割の責任があり、どんなに肩の強い捕手でも盗塁は可能だ。逆に肩の弱い捕手でも盗塁阻止は可能だ。だから注目されている2塁送球はコントロール優先でしっかりとベース上へ送球すればよい。盗塁を阻止することは0.1秒を競うプレーだ。大きなステップやボールの握り替えなど許されない。「長持ちしない」捕手が理想だ。捕球したら瞬時に送球するスキルを普段のキャッチボール時から練習しておけばよい。 もう1点は、とても大事なことでこれを失敗すると大変なことになる。今日の甲子園でも起きたが、幸いにも大事に至らなくてよかった。捕手の送球が投手に当たってしまうことがある。今日は右投手の左肩に直撃した。投手は準備投球を終えてボールから目を離してしまう。まさか捕手が自分をめがけて投げてくるとは思いもしない。 しかし、捕手経験者ならだれでも経験しているはずだが、2塁ベースを目標に投げている時にその手前にあるものに目標がいきなり変わってしまうことがあり、コントロールのよい捕手ほど投手の頭めがけて投げてしまう。これまで何度も見たことがあるし、投手が負傷退場も目にした。 投手は投げ終わってもボールが2塁に到達するまではボールから目を切ってはならない。これを防ぐ方法は、捕手は1塁か3塁へ投球することだ。
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