MOTOYANの日々題
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香川から青い睡蓮の画像が届いた。雨が降り続いて水生植物にとっては好都合と思われるが、そうでもなく例年に比べると花が少ないそうだ。 睡蓮と聞けばフランスの画家クロード・モネが浮かんでくる。NHK朝ドラもモネさんが登場するが、本名は「ももね」さんだ。パリのセーヌ川沿いにルーブル・オルセイ・オランジェリー美術館がほぼ隣り合わせにある。その中のオランジェリーは、モネの巣連を展示するために建てられた美術館とも言えるほどである。 モネは住居に睡蓮などの多くの植物を植えて庭造りと創作活動に励んだ。そのモネの庭を再現させている施設が高知県にある「モネの庭」だ。モネは青い睡蓮を咲かせようとしたが熱帯性の睡蓮のためフランスでは気温が低くて咲かせられなかった。しかし、高知のモネの庭では咲かせることに成功してその子孫が全国に枝分かれして夏に青い睡蓮が咲く場所が多いそうだ。 睡蓮とハスは別物でレンコンはハスの地下茎だ。水面に近いところに地面から伸びた花が咲き、葉に切れ目があるのが睡蓮である。 モネは睡蓮を200以上の作品にして残していて世界中の美術館が保有している。その中の1枚がなんと鹿児島市立美術館にある。創作活動初期のころの作品でモネが憧れていた青い睡蓮が描かれている。 青い巣連の画像から近くの美術館にそんな貴重な絵画があることを知って明日にでも観に行きたいと思うが、時節柄自重していつかはこの知識をもとに鑑賞したいものだ。美術館前のお堀跡にハスの花がさいたので出かけたが、その美術館の中に枯れずにいつも咲いている睡蓮があるとは思いもしなかった。
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