MOTOYANの日々題
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雨で甲子園が順延されているが、徳島県代表は阿南光高校が出場している。25年ぶり2回目と記録されているが、3年前に新野高校と阿南工業が併合してできた高校で25年前は新野高校として出場した。 大学時の後輩だった安永潔君が監督に就任してすぐの甲子園初出場だったので記憶に残っている。農学部からの野球部への入部で珍しかったことと温厚で素朴なキャラと頭脳プレーに長けた堅実な守備が周囲の信頼を得ていた。 後輩といっても学校の所在地が離れているので日常的に接しているわけではなく、試合時や合同練習の時しか会わなかった。ところが今時の部活動と違って部員数が全体で20名を少し超すほどの状況だったので濃い付き合いができていた。 初出場の新野高校は「ミラクル新野」というフレーズが生まれたほどの予想外の活躍で日大山形、明徳義塾を破り、3回戦で優勝した松山商に敗れたが、のびのび野球の先駆者となった。決勝戦で松山商と熊本工が対戦して「奇跡のバックホーム」が起きた大会だ。 徳島県は池田高校が「さわやかイレブン」でパワー野球を広めたり、徳島商の板東英二投手が18回延長戦1試合25奪三振、大会通算83奪三振などの記録を残すなど高校野球の歴史に残ることを成し遂げている。なお、坂東投手は四国大会で準決勝延長16回、決勝延長25回を投げたことで高野連が延長は18回まででその後は再試合というルールを決めた。 今年の初戦は沖縄尚学で勝利は厳しいかもしれないが、地方の農業系総合学科の高校が何かを歴史に残すことを期待したい。
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